競争優位を実現するファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略

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競争優位を実現するファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略

  • ISBN:9784781609362

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内容説明

『星野リゾートの教科書』で紹介された、星野佳路社長が会社経営を学んだバイブル
「コモディティ化と資源の有限性という企業の課題に対してわかりやすいアプローチを提案しており、“教科書”通りに試してみる価値がある」(星野佳路)
マーケティングの神様・コトラーも推薦し、多くの優良企業が採用する実践的経営理論

ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略とは、あらゆるビジネスに共通する5つの要素―価格・商品・アクセス・サービス・経験価値―から自社を見つめ直し、市場において独自のポジションを築く戦略です。
この戦略では、5つのうち1つで市場支配を、別の1つで差別化を、残り3つで業界水準を達成することが理想とされています。

目次

監修者まえがき この本が私の教科書である2つの理由
序文
第1章 今、消費者が企業に求めているものとは?
第2章 ファイブ・ウェイ・ポジショニングという新たなビジネスモデル
ケーススタディ ウォルマート:理論を実践に
第3章 価格で市場を支配する
ケーススタディ ダラー・ジェネラル:「1ドルに見合う価値を」
第4章 サービスで市場を支配する
ケーススタディ スーパークイン:サービスに次ぐサービス
第5章 アクセスで市場を支配する
ケーススタディ サークルズ:アクセスこそが商品
第6章 商品で市場を支配する
ケーススタディ レコードタイム:ファイブ・ウェイ・ポジショニングのビートに合わせて
第7章 経験価値で市場を支配する
ケーススタディ1 キャンベル・ビューリー・グループ:本物のアイルランドを体験できる
ケーススタディ2 グルメ・ガレージ:ロックンロールなスーパーマーケット
第8章 ファイブ・ウェイ・ポジショニングを実践するには?
第9章 供給プロセスの現実
第10章 ファイブ・ウェイ・ポジショニングは未来にも通用するのか?
監修者あとがき 星野リゾートのケーススタディからわかるファイブ・ウェイ・ポジショニングの有用性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

22
競争優位に行くのは規模の経済、ブランド力、巨額投資、仕入先変更コスト、流通チャンネルの確保、政府の政策がある。流通チャンネルの確保は圧倒的な在庫保有量と圧倒的な低利益率にする事で強靭な参入障壁ができる。圧倒的という部分は本当に凄まじい在庫量と低利益で誰も入る隙間を与えないほどにする。仕入先変更コストとはある製品を使うのに使わざるを得ない資本財を提供していて、その製品は半永久的に売れ続ける強い製品に使われてる可能性があるので製造業を支える資本財の会社は消費者独占力の塊。2015/07/31

GASHOW

6
競争差別化が難しい時代で、顧客満足についての企業が持つ思い込みの間違いを教えてくれる。価格の安さだけで判断しているわけではなく、消費者を人として扱ってほしいという。顧客ロイヤリティを獲得するためのマーケティング理論でコトラーが認めている。2018/01/22

芸術家くーまん843

6
ファイブ・ウェイとは5つの分野、価格、サービス、アクセス、商品、経験価値。これらをすべて平均点(3点)以上にした上で1つで業界No1(5点)もう1つで差別化(4点)を目指すのがポジショニング戦略。経営とは単純なものではなく多くの要素のバランスからできている。平均点確保したうえで自社の強みを強化していく。例えばBMWは商品だろうしウォルマートは価格。セブンイレブンはアクセスが強い。だからといって他の分野をないがしろにはできない。5つの視点で自分を分析してみると抜けている部分が見えてくるかもしれないと思う一冊2014/01/09

Shiro

3
星野リゾート社長も推薦する戦略の教科書で、限られた経営資源を有効活用するために価格・サービス・アクセス・経験価値・商品の内、一つで市場支配、一つで差別化、残りは業界水準を満たすことの有効性、全てにおいて満点を目指すことへの愚かさを説いている。特定の商品を不自然に安く売れば他の商品の価格の妥当性に疑問が生じること、ディスカウントストアで高級品が売られていれば品質に疑問が生じること、多すぎる品ぞろえは手早く買い物を済ませたい消費者には逆効果であることなど、至極真っ当ながら忘れがちな視点を再認識させてくれる2021/12/31

学所治

3
読み切ったー。 学者が書いた専門書ではないので、内容に矛盾を感じたりわかりにくい部分とかがあったりして何度か挫折したけど読み切りました。 内容はそのままマーケティングというものを、5つのアプローチで考えてみようという本。シンプルだから考えやすい。サービスと経験価値の違いは、頭で考えるとわかりにくい。消費者目線で、ディズニーランドに期待するのは経験価値で、てもみんに期待するのはサービスみたいなものかな。サービスのほうが提供されるのがより具体的ということで理解しました。2020/04/17

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