人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇

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紙書籍版価格 ¥2,750
  • Kinoppy

人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇

  • 著者名:三宅陽一郎
  • 価格 ¥2,475(本体¥2,250)
  • ビー・エヌ・エヌ(2018/05発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)

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内容説明

「人工知能は欲望を持てるのか?」

人工知能の足場となる西洋哲学を解説した『人工知能のための哲学塾』に続く、待望の第二弾! ゲームAI開発の第一人者・三宅陽一郎氏が、荘子や道元、龍樹、井筒俊彦らの思想から人工知能を探求する一冊です。

今の人工知能に足りないものは何か? 人工知能に欲望を与えるには何が必要なのか? そもそも知能の実体とは何か? 本書はさまざまな角度から、問いを投げかけます。西洋哲学では語られることのない部分、階層構造で示される知能モデルの果てに何があるのかをあぶり出し、すべてが存在する世界から”知能が拠って立つ場”を形成しようという試み。人工知能の次なるステージに迫ります。

今の人工知能はいわば解脱した状態なのだ。
その人工知能に、この世界への興味や欲求を持たせたい。
生への執着を築き、この世界で生きる苦しみと喜びを与えたい。
(三宅 陽一郎)

目次

人工知能のための哲学塾の遊び方(犬飼 博士)
はじめに
本書の全体像

第零夜 概観
1 はじめに
2 西洋の構成主義、東洋の混沌
3 混沌と知
4 阿頼耶識と人工知能
5 唯識論と世界の立ち上がり方
6 人工知能の歴史と東洋哲学との交面

第一夜 荘子と人工知能の解体
1 荘子の「道」
2 荘子と知の解体
3 知能と身体とイマージュ
4 荘子の知に対する批判の根底
5 道理に則る知性
コラム:荘子の時代、近代、夏目漱石と森鴎外

第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能
1 キャラクターAIの知能モデル
2 東洋と西洋をつなぐ井筒の理論
3 井筒俊彦の意識の構造モデル
4 イブン・アラビーの存在論
コラム:井筒ハイウェイと人工知能の未来―井筒俊彦の知的体系―

第三夜 仏教と人工知能
1 時と存在
2 人工知能にとって時間とは
3 エージェントアーキテクチャに流れる時間
4 二つのアーキテクチャ

第四夜 龍樹とインド哲学と人工知能
1 ホメオスタシス(存在)とアポトーシス(行為)
2 龍樹の空の理論
3 持続と身体と精神
4 中観思想と人工知能のアーキテクチャ

第五夜 禅と人工知能
1 禅とは何か
2 人工知能の体験を作る
3 人工知能の禅
コラム:道元、時、ベルクソン

総論 人工知能の夜明け前
解説 言葉が尽き、世界が現れる(大山 匠)