創元推理文庫<br> カナリア殺人事件

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創元推理文庫
カナリア殺人事件

  • ISBN:9784488103200

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内容説明

ブロードウェイで男たちを手玉に取りつづけてきた美しきマーガレット・オウデルが、密室で無残に殺害される。カナリアというあだ名の元女優殺人事件の容疑者は、わずかに四人。彼らのアリバイはいずれも欠陥があるが、犯人の決め手の証拠はひとつもなかった。矛盾だらけで不可解きわまりなく、ほかに類を見ない犯罪に挑むのは、名探偵ファイロ・ヴァンス。独自の推理手法で犯人を突き止めようとするのだが……。『ベンスン殺人事件』で颯爽とデビューしたヴァン・ダインが名声を確固たらしめたシリーズ第2弾。/解説=三橋曉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

127
★★★☆☆ ヴァン・ダインの2作目。 ファイロ・ヴァンスの性格の悪さは、前作に比べると若干緩和されていた。 容疑者を集め、ポーカーによって性格診断をする場面では、クリスティの『ひらいたトランプ』を思い出したが、こじつけ感は否めない。 またトリックが2つ(裏口の鍵とアリバイ工作)あるが、どちらもチープで驚きはなかった。 ただし、古き本格ミステリの雰囲気はじっくり味わえる。 部長刑事のヒースの無能さが、数段アップしているのだけは残念だ。リアリティが欠如し、緊張感を削ぐ原因となっている。2019/09/15

雪紫

63
電子書籍にて読了。歌を忘れたかなりやは(それ違う)。これがうわさのポーカーで犯人を当てるミステリ。密室で殺された悪女、続いて殺される脅迫者。ミステリ好きが好みそうな要素がここにも詰まっている。トリックこそ今の時代じゃもう陳腐になってるけど、ポーカーで犯人を当てる手法は結構興味アリだと思う。・・・まあ、完全に理解したと言えばあれだけど(苦笑)。2024/09/11

yu

42
Kindleにて読了。ヴァンスシリーズ。トリックはさすが古典的!よくぞそこまでバレなかったなと。謎解きよりも、心理戦を楽しむべき作品かな。2019/03/15

ぽんすけ

28
ファイロ・ヴァンスシリーズの二作目。新訳版とあって読みやすかった。一作目でヴァンスの為人を理解していたからかもしれない。親友のマーカムが地方検事として物証を元に捜査を進めようするのに対して、彼の捜査は精神分析を基に犯人の心理を探っていくもので、現代だとプロファイラーということになるのかな?今回は密室殺人で容疑者は4人。犯人の見当は結構早くついたけど、物語の最終盤の容疑者全員集めてのポーカーゲームでの駆け引きから真犯人を見つけるというのがとても興味深かった。個性的で魅力的な探偵の華麗なる謎解きが癖になる作品2025/04/05

LUNE MER

26
個人的には初期の作品の中で特に「古臭さ」を感じる作品。施錠トリックとアリバイトリックがカビ臭いくらい古臭い。と同時に、いわゆる「困難の分割」のお手本にもなっている。そんな古臭さと張り合う本作の白眉はやはりポーカーのシーン。誰もが本作でいちばん記憶に残るシーンだと思う。読者の視点としては失笑するくらい真犯人フラグが立ちまくっていて、裏をかくこともなくそのまま真犯人なのだが、ヴァンス自身も欺かれており…。犯行現場に残された心理的プロファイルに合致する奴を炙り出すというストーリーの面白さが本作の要だと思う。2022/09/30

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