- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
「外は危険だ。ひとりきりを、思い知らされるから。」世の中の常識、親の期待、クラスメイト、そして、理想の自分から…ズレていても、自分を曲げられない。悲しいくらい不器用な「私たち」に、そっと寄り添う、作者初の連作集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G
29
「ディス・コミュニケーションもコミュニケーションの一つの形なのかもね」って言われてる感じの連作(?)短編集。 近くて遠い人同士の距離感が全編に広がっていてる。 キャラクターや背景、コマの構図や台詞にいたるまで、物語全体が不安定の為、独特な雰囲気を醸し出している。ただそこに流れる透明な空気感が持続しているので、読んでいて何故か切なくなる。 かっこつけな佐藤さんと那智くんの話に、何故かグッときた。何故グッときたのかわからないけど。2015/12/22
りりす
19
奇妙な穴のあいた町に暮らす人たちの短編集。各話と過去作が少しだけ繋がっている。表題の『ホーリータウン』の綴りは「Holy Town」。穴のあいた、『神聖な町』。2015/10/04
ひろき
14
買ってはいたが中々読めず今日ようやく読めた。宮崎先生の作品で1番好きかもしれない。他の作品にも共通するが人間の内側にある病的なまでの醜さと温かさの両面を漫画として描いているのが素晴らしい。きっと宮崎先生は人間が大好きなんだろうなあと思う。これからも人々の心を揺さぶるそんな漫画を宮崎先生には期待したい!あと宮崎先生の作品は年齢、置かれてる状況など読む人々によってさまざまな解釈ができるんじゃないかなと思う。また何年後かに読むのが楽しみだ。2015/11/23
noppo
14
見たことも聞いたことも触れたことも想像したこともないような漫画。 出てくる人は揃いも揃って不自由なのに、表現方法は果てしなくフリーダム。「宮崎夏次系、面白いから読んでみて!」と、すすめるような友人はいないけど、 出会いたい人はきっとどこからか嗅ぎ分けて勝手に出会うだろうな、 とも思える漫画家。2015/10/05
たんたん麺
13
「外は危険だ。ひとりきりを、思い知らされるから」という帯に惹かれて買った!絵がいいね!おもしろくない人生、人とは合わない。孤独。どうしたらいいんだろうね?この本はそっとよりそってくれる。2015/09/28