朝日文庫<br> 銀の街から

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朝日文庫
銀の街から

  • ISBN:9784022648808

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内容説明

映画の夢を文章で描きつくす。朝日新聞で15年続いた、映画評からはじまる名エッセイ・後編。文庫版あとがき収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

27
今となっては忘れ去られた、マイナーな作品の批評が目立つ。話題作をミーハーに追い掛けず、自分の目で観た・体験した作品と向き合い語る沢木の姿勢は実にストイック。それは認める。ただ、語りにおいてどの映画も同じテンションで論じている弊害が出ているようにも思う。金太郎飴的なのだ。映画に狂った自分、もしくは感激した自分をもっと出しても良いのではないかと思われてならない。ただ、その冷静さこそが沢木的というか「ジャーナリズム」であると評価することももちろん出来る。そのあたり痛し痒し。文章が普遍的な内容を含むので強度はある2020/01/18

DEE

9
朝日新聞に連載されていた映画評を単行本にまとめたものの文庫版。 いくつか気になる作品があったので観てみようかと。 沢木耕太郎の映画評はスッキリしていて読んでいて気持ちいい。2019/03/23

まさ☆( ^ω^ )♬

7
Kindle版。映画館に行きたくなるエッセイ集。観てない映画、特にマイナーな映画は一度観てみたいと思わせてくれます。巻末の、淀川長治さんとのエピソードが良いですね。2020/04/10

Inzaghico

5
イラン映画の『別離』、『彼女が消えた浜辺』、インド映画『スラムドッグ$ミリオネア』、『きっと、うまくいく』、『恋する輪廻』、『めぐり逢わせのお弁当』など、欧米以外の映画も多い印象だ。にテヘランの中流家庭の夫婦の出来事を描いている『別離』はずっと気になっていた。『めぐり逢わせ~』では、エンディングの解釈が我が家では真っ二つに分かれていたのだが、沢木はわたしのように希望を含ませた終わり方という見方をしているようで、意を強くした。2018/05/29

まちゅたけ

2
映画館に足を運びたくなる。世の中にヒット作以外にも自分の今にあった作品がたくさんあるんだろうなあ。2019/08/13

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