内容説明
悩み多き現代人の理想の生き方を、宗教の様々な教えから説き明かすシリーズ第一弾。第一巻では、仏教の開祖・釈迦の教えから、苦しみを気にせず受け止め、布施・愛語・利行・同事の四摂法の実践による、「いい加減に生きる」方法をやさしく解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
江口 浩平@教育委員会
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【仏教の教え】清水克衛先生の勉強会で出逢い、手に取った一冊。これまで私は「欲をなくせば苦しみは少なくなる」と考えてきた。本書には「苦しみには原因はなく、多くの因縁が苦しみを生んでいると明らかにして、苦しみをなくそうとせずに生きなさい。」という趣旨があり、そもそも苦しみをなくそうとするから苦しいのだということが腑に落ちた。他人と自分との区別をできるだけなくし、善いと思うことを進んで行うことが、結局は他人にも自分にも利益となること。これらが実践できない時もあるが、それもまたよしとして日々を送ろうと思う。2017/11/22




