幻冬舎新書<br> 葬式格差

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幻冬舎新書
葬式格差

  • 著者名:島田裕巳【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 幻冬舎(2018/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344984929

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内容説明

札幌市0円、千葉市6000円、名古屋市5000円、大阪市1万円なのに、東京23区民だけが5万9000円のバカ高い火葬代を払っている。これに東京人は気づいていない。なぜか? 他にも東日本では遺族が遺骨をすべて引き取らねばならないが西日本では4分の1から3分の1程度しか引き取らなくてもいい。ゆえに骨壺の大きさがかなり違う。かように葬り方は地域差が大きく大半の日本人は他所を知らない。葬式自体がどんどん減少し、おかしな葬儀、ロボット僧侶、誰も参らない墓が出現する現代、「格差」をキーワードに日本人の葬り方を考察した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

13
読み進めるほどに「坊主丸儲け」という言葉が頭に浮かぶ。数十万の布施、200万円にも上る離檀料、宗教法人の教師資格。そのいずれも根拠があいまい。他の著作をもじれば、「もう寺を捨てるしかない」2018/11/13

ともがら

9
なんでもかんでも「格差」って、nino3さんがおっしゃるように「差異」だわ 興味深い内容で面白いけど、地方に住み代々の墓があり、仏間があって、もちろん仏壇もあり、親の葬式を出した者なら、将来の墓地のことや寺とのつきあいなんかも、よくわかっていることが多い2018/12/27

マカロニ マカロン

9
個人の感想です:B。『秘密のケンミンSHOW』を引き合いに出しながら、火葬費用の地域差(東京23区は突出して高額)、や火葬後の拾骨の量の東西格差(西日本では1/3程度しか引き取らない部分拾骨が主流)、墓への遺骨の納め方、仏教の宗派による葬式の式次第、戒名の違い、葬式の費用の格差等など、大変興味深い内容が書かれていて、「へぇーそうだったのかあー」とつぶやいてしまう。メモリアルビデオとか、ご遺体の顔に触ることを強いるとかの過剰演出、ドライブスルー葬とか便利な葬式もあるようで、ホントにびっくりした。2018/08/30

サラダ

6
私が死んだら、葬式は必要ないし墓もいらないと思っていました。しかし死んだら私はもういないので、残された人の世間体とか宗教心で好きなようにしてもらえればいいのかと思うようになりました。ロボット僧侶が既にいるようで、葬儀も時代と共に変わっていくのでしょうね。2018/06/24

nino3

3
従来の葬式、寺、墓などのありようを批判し新しい方法を提案する本かと思って読んでみたら違っていた。主に仏教についてだが、国内各地域での葬式や墓のありようの違いの例をいろいろ挙げてある。それは「格差」ではなくて「差異」なのでは。「遺骨格差の解消が求められている」とあるが、一体誰が求めているのか不明。途中に仏教各宗派の歴史を語る章が入り、その次の章は突然ロボットのお坊さんの話になって面食らう。何を言いたいのかわかりづらく、最後の「あとがき」だけ読めば充分だと思った。2018/07/25

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