内容説明
簡潔データ構造とは、データをエントロピーの限界まで圧縮して保存しつつ、検索等の処理を行う際にはあたかも非圧縮のデータに対してアクセスしているように扱えるデータ構造である。データを圧縮することにより、これまでのデータ構造よりも多くのデータを扱えるようになる。本書は、基本的な簡潔データ構造(ビットベクトル、文字列、木構造等)の理論を説明する。
目次
第1章 はじめに
第2章 基本事項
第3章 基本的な簡潔データ構造
第4章 ウェーブレット木
第5章 区間最小値問い合わせ
第6章 順序木
第7章 文字列検索のデータ構造
第8章 BW変換