内容説明
ふつうに仕事をしていくのが難しすぎる
小さいけど深くてモヤモヤする、女と仕事の話いろいろ
仕事のあれこれをとりあげるリトルマガジン『仕事文脈』。「女と仕事」特集号を中心に、女性の書き手の文章を再編集、仕事の奥にある彼女たちの視線の記録です。
目次
目 次
ダメ人間がフリーランスになって1日で1ヶ月分を稼ぐ方法とは? 石嶋未来
田舎→東京→次はどこ行く? 奥山晶子
インターネットと有名税 雨宮まみ
労働系女子ドラマとして観る「あまちゃん」 トミヤマユキコ
お店をしていることが好き いのまたせいこ
転身、転職、引越の末、開き直りの起業という名のフリーランス 金子一代
キャリアハッキングは成功したか? ―就職活動家の2年3ヶ月― 近藤佑子
ノマドナース 動ける方法 谷口美紀
引っ越し デザイン 自営業 のその後 見ていたい暮らしをつくる ゴロゥ
女と仕事回文 杉野あずさ・文 里鵜ミリン・絵
憧れの人の先 丹野未雪
限界 植本一子
家と愛情 雨宮まみ
トーキョーとキョート 現在地はどこでもよくて 綿野かおり
映画のインテリアのリアリティ 真魚八重子
転職しました、 のその先で 中島とう子
バンクーバーと仕事 初めてのパート 太田明日香
コンバース、ライ麦、アイロン チサ
ハルの夢 haru.
わたしの将来はコロコロ変わる 林さやか
かたちに残すのと残さないのとでは随分違うかもしれないこと 惣田紗希
さらばあこがれ君 関根美有
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイティ
29
とても面白かった。好きでも嫌いでも、働いていると人生の大半は占める仕事。中島とう子さんの「転職しました、のその先で」が特によかった。自分の仕事がリレーとなって誰かに何かに繋がっている、と実感できたのはほんのささいなことだった。ふつうに仕事をすることに誠実に向き合っている文章に背筋を正す思いでした。ノマドナース、アメリカで転職を繰り返してフリーランス、お店をしたりカナダでパートしたり、どの道でもその人らしさが出ていて、とても興味深い一冊でした。2020/01/23
阿部義彦
20
合名会社タバブックスで年に2回発行しているリトルプレス「仕事文脈」に掲載されたコラムや雑文から女性と仕事に関するものを中心にまとめ直したものです。「仕事文脈」は本屋で見かければ購入していました。タバブックスも自分は注目している小出版社です。男の私からすれば女性は思い切りよく、今の拠点を離れますね。海外は無論、東京から鳥取とか、山口県など決断が早いです。私は言葉の問題や習慣の違いなど躊躇しますが、彼女達は私は何処でも私、一人でも人が住んでる所なら住めるでしょ?逞しさに頭が下がります。雨宮まみさんには、合掌。2018/03/18
kuukazoo
11
仕事文脈というリトルマガジンに掲載された記事の書籍化。女と仕事、というよりその書き手個人と仕事、という感じだった。デザイン系出版系IT系多めなのは媒体の特性かもだが、会社員もフリーランスも自営業もみんな転職や引っ越しが多くて、移動をあまりしてこなかった自身の来し方を振り返ると身軽な生き方には憧れを覚える。2023/01/09
ヨータン
8
自分の今仕事に対しての考えに合致しているものはなく、少し残念でした。ただいろんな女性の仕事に関する悲喜こもごもを知り、皆さんそれぞれいろんなことを乗り越えてきたんだなと感慨深かったです。2021/02/19
Moka
3
最近、ハタラクというこということに思いを巡らせることが増えて。こういう本がやたらと気になるようになって。ノマドナースかっこいいな。もっと自由に適当に生きてみたいな。この生きづらさはなんなんでしょうね。2018/05/06