ラカンの哲学 哲学の実践としての精神分析

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ラカンの哲学 哲学の実践としての精神分析

  • 著者名:荒谷大輔【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2018/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062586740

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

フロイトが創始した精神分析を刷新し続けた不世出の存在、ジャック・ラカン(1901-81年)。1953年から最晩年の1980年まで続けられたセミネールでは何が起きていたのか? 主著『エクリ』をも読み解きつつ、セミネールの全展開を時系列順に通観していく本書は、ラカンを「哲学」として読むことによって前人未到の眺望を獲得していく。気鋭の哲学者が渾身の力をそそいで完成した、平易にして画期的な本格的概説書!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

24
フロイトは欲動を心的緊張の低下を目指す恒常的な力として定義している。しかしこの定義から帰結する心の経済論には、深刻な困難が存在することがしばしば指摘されている。ラカンはフロイトの欲動論に潜む(困難をもたらす)二元論的な前提を、巧みな読み替えによって払拭した。著者はこの線を追求しているわけではないけれども、欲動を心的装置の構造化をもたらす動因となるものとして強調し、その構造化の過程がヘーゲルの主奴の弁証法と明確な対応関係にあると指摘しているあたりは、ラカンの貢献をわかりやすく示しているといえよう。2018/05/17

Bevel

3
哲学を精神分析に還元するみたいな「哲学といわれる営みは本来、フロイトのいうようなものではなかったか」みたいなスタンスは共感できないけれど、ラカンにおいて、フロイトとカントがいかに並行的に捉えられてたかがすごく丁寧に解説されていてよかった。ただ第四章以降は、モチベーションがわからず、何でそんな話しないといけないかぜんぜん追えなかった。。2021/05/30

ゆきだるま

2
難しくて全てを理解することはできないのと、実感としてわからなかったとこもあるな。しかし、これをなんとなく読み終えた後に斎藤環氏の本を再読したらわかりやすかった。ただ、捉え方も人それぞれなのでしょう。2020/11/17

みどりまん

2
もう少し、「読み」たかったよ、ラカン。2019/07/18

眠り猫

1
「精神分析」という言葉に惹かれ読んでみたが、超難解。数式や集合、図形等が登場し、かつディスクールの意味も結局理解出来ず。ネットで概略を調べてから再挑戦しようかと考えています。2021/05/05

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