内容説明
エリート学園で立てこもり事件が発生した。首謀者は、数学の天才・広瀬と同級生の生徒3人。
だが実は彼らは、学園内のコンピュータシステム「ミライ」が閉じ込めた人質だった。
「ミライ」から、10年前に起きた生徒失踪事件の解明を要求された広瀬は、事件の容疑者とされ自殺した父の無念を晴らすため、「ミライ」に協力することに。
一方、学園の外では爆弾魔が現れ、街が大混乱に陥ってしまう――。疾走感あふれる学園ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
インド
13
今年最後の読書です❗疾走感溢れるミステリ！私立高校にて立てこもり事件発生。犯人は人工知能。要求は高校を潰すこと。怪しい宗教と10年前の生徒失踪事件も関係し、事件は予測不可能な展開に・・！ なんとなく笑いあって、でもただ無敵だった友達と青春時代を思い出しました。なんとなく、あの頃の方が今よりなんでもできたような気がします。3時間ドラマやってほしいです(笑)。2021/12/28
くろねこ
9
後ろのあらすじを読んで購入したはずなのに、想定外のストーリーでもっと泥臭い学校ジャックだと思ってたためちょっとガッカリして序盤読むペースが上がらなかったけど、中盤からは慣れてきて一気に読めた。。 けど立川の狂気には慣れなくてちょっとげんなり😩2019/03/31
六花
8
学校ジャックを起こそうとした生徒が失踪した科学未来学園。10年後、コンピュータシステム「ミライ」が、失踪事件解明の為再び学校ジャックを実行する。学校が高層ビルの上階にあったり、システムがAIで管理されてたり、近未来SFのハズなのに、何か古臭い…。昭和を連想させるエピソードが所々にあったからか、新鮮さが感じられなかった。2019/02/09
おず
7
科学未来学園のそれぞれに違った分野で優秀な生徒4人:南雲くん、広瀬くん、牡丹ちゃん、愛美ちゃんたちが、学校ジャックを計画する。ところが彼らは学校のシステムであるミライに人質にされ、学校内に閉じ込められてしまった。ミライは10年前の文化祭での演劇「学校ジャック」の直前に消えてしまった生徒会長がなぜ消えたのかを彼らに解いて欲しいという。さて、科学未来学園の優秀な生徒たち4人はこの謎を解き、無事、学校の外に出られるのか…。10年前の高校生と現在の高校生との間で心を通じ合わせ謎を解くことは出来るのだろうか…。2019/10/24
yamakujira
5
学校に立てこもろうと企てた４人の優等生が、学校を運営するコンピュータ「ミライ」に閉じこめられて人質となってしまう。１０年前の生徒失踪事件を解明しようと、ミライに脅されて助力する４人がたどりついた真相とは、そして未来を操った真犯人とは。学園ミステリと紹介されてるからもっと軽い内容かと思ったのに、カルト教団の殺人事件なんて重い結果になったのは意外だった。でも、４人のキャラ設定が極端すぎてなじめないし、そもそも４人が立てこもろうとした動機も弱いし、なにより失踪の真相がこれじゃがっかりだな。 （★★★☆☆）2019/04/24
