創元SF文庫<br> ガニメデの優しい巨人

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創元SF文庫
ガニメデの優しい巨人

  • ISBN:9784488663322

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内容説明

木星最大の衛星ガニメデで発見された2500万年前の宇宙船。その正体をつきとめるべく、総力をあげて調査中のハント博士とダンチェッカー教授たち木星探査隊に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの5マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体をくり出して探査隊の宇宙船とドッキングする。やがて中から姿を現わしたのは、2500万年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。前作『星を継ぐもの』の続編として、数々の謎が解明される!/解説=堺三保/*本電子書籍は『ガニメデの優しい巨人』(創元SF文庫 新装新版 2023年8月10日初版発行)を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

82
三部作があるというバイアスのため、最終作前への中休みというか、いやいやこれはきっと前哨戦に違いない!と思わせる内容でした。とはいえ相変わらず壮大でワクワクします。2025/08/17

のり

82
遂に出会った異星人。この出会いにより多くの証が明かされていく。ガニメアンの技術能力は地球の遥か上をいっていた。故郷を無くしたガニメアンにとっても大きい利を得た。相互を結びつけた、ガニメアンのコンピュータの「ゾラック」の存在も大きかった。巨人族でもあるガニメアンの姿にも戸惑っていたが、本当に心優しかった。未知の技術力を吸収し、地球も発展していくだろう。次作も楽しみで仕方ない。改めて著者の想像力と科学力に脱帽。2024/09/16

keroppi

78
「星を継ぐもの」の続編を新版で読む。宇宙人との遭遇を描いているが、タイトル通りその宇宙人のなんと友好的なこと。戦争の概念がない。人間が戦争の歴史しかないのと対照的に描かれる。戦うという概念がないからこその生態系の進化や地球との関わりの謎も語られていて、その設定はとても興味深い。今も戦争が繰り広げられている世界に目をやりながら、このストーリーを創り上げたホーガンの人類への希望が見えてくる。まだまだ謎の部分もあり、続編「巨人たちの星」へ進もう。2023/10/21

ヒデキ

67
新版で、読みやすくなって再読しました。 昔の作品が、新しく読みやすくなって再販されるのは、 嬉しいですね タイトルの意味を以前読んだ時は、あまり感じていませんでしたが、このタイトルの意味は、あまり深いものを感じてしまいます。 ガニメアンは、人間にとって、どんな存在なのか? 考えてしまったタイトルでした 3巻目も早く読みたいですね2023/09/05

まちゃ

64
『星を継ぐもの』【新版】シリーズ第2弾。SFらしいSFを堪能。面白かったです。早くも次作が楽しみです。原書初版が1978年、日本語初版が1981年。当然スマホやAIなどという言葉は登場しませんが、それでも古臭さを感じさせないところが凄い。相対論的時差により、2500万年前のガニメアン宇宙船が現代の太陽系に帰還。宇宙船内の20年が地球時間で2500万年とか、時間軸が壮大過ぎで、かえって引き込まれました。2023/08/17

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