内容説明
かつて、戦乱の地であり、軍事拠点だった茨城。
二人の怪異作家が今でもうごめく霊魂たちを記す!
【内容紹介】
・ サトリ
昭和初期、霊の見える少年を人々は「サトリ」と呼んだ。怪異には慣れっこになっていた彼だが、「あの言葉」だけは生涯のトラウマになっていたという……。
・ ゼロ戦を埋めた庭
一人の映画スタッフは、雨が降る中たたずむ奇妙な男を見かける。その後撮影した集合写真を見て、スタッフは驚愕する!
・ 未解決事件 霞が浦
一人の女性が交際相手とホテルに宿泊した。狂気に取りつかれた男を静止したのは……、人ならざるものだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
41
茨城の怖い話。寺井広樹先生と一銀海生先生の著書。茨城に伝わる怖い話や怪談をまとめた一冊だけれど、本当に怖くて恐ろしくて臨場感あふれる内容。怖がりの人はこれを読むとその日は眠れなくなってしまうかも。そう思えるほど怖い内容。茨城の怖い話を読むと、茨城に住むことや、通勤や通学、観光やお買い物で茨城に行くことが怖くなってしまう人もいるかもしれません。2020/09/26
真作
3
特攻隊に関して「片道だけの燃料で飛んでいたというのは戦後の捏造」とあったが本当か。戦中に起こった土浦の鉄道事故のことも知らなかった。2023/04/29
しっぽちゃん
3
【図書館】★★☆☆☆2018/05/11
はどなみ
0
住んでいるのもあってなかなか興味深かった。にしても鹿行地域ノータッチでいいのか……?まああの辺りは人的な怖さの方が大きそうだが2021/05/19
jokejoke7
0
内容は、伝聞や創作部分も混合なのかなと思うようなもの。地元でもたしかに有名スポットだな、と思うようなところや、ほんとにこんな事件あったの?と思うようなものもあり。怖い話としては良。 ただ、無理やり付けられた方言が目に余る。もはや作者に謝りたくなるくらいに。無理して、っぺ、ってつけなくても大丈夫です。2020/07/26