小学館文庫<br> 英国紅茶予言師

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小学館文庫
英国紅茶予言師

  • ISBN:9784094064964

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内容説明

英国全寮男子校で起こる事件を紅茶で解決!

英国パブリック・スクールの奨学生となった風森心。制服を買うお金も身寄りもないシンは「何を持ってなくとも、強い心さえあれば、どんな世界も切り開いていける」という、育った養護施設の園長の言葉を胸に、貴族の子弟だらけの全寮制男子校へ。シンの同室はため息だらけのおちぶれ貴族の息子ギル。意外にも商売上手な社交家で、貴族達にいじめられているシンの味方だ。ある日ギルは、シンの能力で人助けをしてその謝礼で生活費を賄おうと提案。シンは紅茶を飲むと少し先の未来を視られるのだ。だがこれが大事件となって。様々な紅茶が視せるのは何? 英国男子校を舞台に紅茶ミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

57
英国のパブリックスクール。天涯孤独の主人公は、紅茶を飲むとちょっと先の未来が視える。設定が面白くて、学校制度や貴族の暮らしぶりを知るのも楽しい。もうちょっと読み応えが欲しいところだけど、読書が苦手なYA層に勧めるといいかも。彼の出自は次巻で明かされるのかな。2022/09/29

はつばあば

57
朝からイタリアのマフィア、昼からは英国へ留学した高校生と日本人も世界を股にかけて活躍しているようです。珈琲党としましてはなかなか紅茶に思い入れができずにいたのですが、風森心の「一旦聞いた言葉は忘れない」にメロメロ。表紙の絵から気取っていると受け取られがちでしょうが・・孤児院で育った主人公シンが奨学金を得て運を掴む。彼の生い立ちは次巻が握っているのでしょうか2019/12/27

アン

55
英国、パブリックスルール、紅茶に予言と大好き要素がたっぷりでした。奨学生として留学してきた風森心を、貧しいアジア人だと嫌みを言う学生たちの中で、差別しない同室のギルや監督生のエドワードなど登場人物がとても好み。紅茶を飲むと近い未来の予言ができる能力を生かし、ギルと共に生徒たちの問題を解決していく様子も楽しい。ギルのネガティブな部分もクスッとくるので、悲壮感も薄い。わかりやすい虐めっこたちにイラっとくるけど、所詮金持ちの小者。心の出生に纏わる内容は明らかになっていないので次で回収されるのかな。続編読みます。2018/09/17

はつばあば

35
どうやら2019年に読了したモノが再読を促しているようです。次巻とまとめて・・2024/03/31

ダージリン

33
七海花音さんの新作です! 昔、この作者様の数々のシリーズにはまっていました(笑)。英国の全寮制男子校を舞台にしたお話が読めて幸せです。これもシリーズになってほしい!!2018/02/25

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