内容説明
データアナリティクス、機械学習、自然言語処理、パターン認識などのさまざまな技術(人工知能の要素技術)を駆使して、「会議」を、そして「ディスカッション」を科学的に分析する。続いて、人工知能を用いて、人間の「コミュニケーション」能力、ひいては知的能力を向上させる方法を模索する。人間と人工知能の共生のために、私たちがやるべきことは何かを説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
18
長尾確・名古屋大情報学研究科知能システム学教授による2018年出版著作。タイトルと内容に齟齬がある感じ。ディスカッションをどうすればコンピュータ的に記録できるかを考えて実施した体験記という感じで期待したものとは違ってた。ディスカッションは個人的には最強の学びの場と捉えてるが、そういった側面や新たに産み出されたアイデア萌芽の救い取りというニュアンスには乏しく、包括的な記録を作るという側面が強かった。AIやゲーム的な仕組みで学習を促進するということにも関心がある様であったが、数学的記述多く、自分的には今一つ。2023/04/23