内容説明
北極海を潜行中の米海軍調査潜水艦が、最新鋭ソナーで漂流する氷島の内部に廃棄された基地らしきものを発見した。モニターには多くの人間の死体と、何物かの蠢く影が映り込んでいた。やがて基地に秘められた米ソの恐るべき実験と陰謀の正体が明らかになり、地下に潜む驚くべき生物が目を覚ます。ここに、軍人、民間人、科学者を巻き込む、それぞれの人生と人類の未来をかけた闘いが始った!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
44
ジェームズ・ロリンズのシグマシリーズを集中的に読んでいるのですが、これはそのシリーズ以外のもので、海洋ものです。というとほかのシリーズを思い出してしまうのですが、これは全くいい意味で期待が外れました。謎が謎をよぶような感じで引き込まれてしまいました。下巻を早く読みたいものです。2014/11/09
absinthe
37
シグマフォースシリーズのロリンズが他の主人公で描いた世界。アメリカと旧ソ連の秘密の計画の存在も明らかになる。アメリカロシアの駆け引きが面白い。著者は獣医だった。生き物の描写がリアルなのはその経験とも関連するのだろう。コワルスキーという兵士が登場するが後のシグマフォースのメンバーか?怪しい新聞記者は何かの伏線だろうか。
あっちゃん
32
アマゾニアが気に入ったので、こちらにも触手を伸ばしてみた(笑)軍隊やお国レベルのゴタゴタやらのせいか、前半はイマイチ乗り切れないまま、だらだら読んでたけど後半に入って、段々と乗ってきた!アレよりも凄いのってなんだ?下巻へ!2016/04/09
RIN
30
『深海のyrr』系のSF冒険小説。シグマフォース同様、科学と政治とアクション満載。とはいえ、ジェームズロリングらしからぬテンポの悪さで〝ジェームズロリンズ風”になっており上巻はなかなか乗り切れなかった。恐らく、訳者が違うせいかと。翻訳が下手なわけではなく、シグマフォースで慣れた文体で違和感があるのだろう。作風が変わるので、できれば翻訳小説は出版社の垣根を越えて一人の翻訳者で統一してもらいたいものだが難しいのだろうか。あ、話はめちゃくちゃ面白いです。一旦休んで下巻へ。2016/03/03
goro@the_booby
28
これはページターナー!面白いわ!危機また危機で追い込まれてるねぇ~。怒涛の勢いで下巻へ突入だ!2015/07/16




