会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

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会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

  • 著者名:青野慶久
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • PHP研究所(2018/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569837260

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内容説明

社長が育休を3回取得、副業は原則OK、働きがいのある会社ランキング1位(2017年、女性部門)。離職率28%の「ブラック企業」から変化を遂げ、ユニークな働き方で注目を集めている企業・サイボウズ。その「実験」の過程で見えてきたのが、会社という「モンスター」の存在だ。「私たちが楽しく働けないのは、会社の仕組みのせいなのではないか。会社がモンスターのように私たちを支配してしまっているからではないか」(「はじめに」より) 年を取らないと上がらない給与・役職や、果てしない残業、転勤など「社員を我慢させて働かせる仕組み」で回ってきた日本の会社。 ●代表(社長)の夢やビジョンが見えない ●「お客様第一」と言いながら、現場では今月のノルマ達成の話ばかり ●若手社員の元気がなく、目が死んでいる そんな会社にあなたが今いるとしたら、どうすべきか? その答えは、ぜひ本書を読んで導き出してほしい。また、今いる場所で楽しく働くために、サイボウズの実験から見えてきた“法則”=「モチベーション創造メソッド」と「フラスコ理論」を紹介する。時代遅れのサラリーマン代表の下で「我慢レース」を走るより、自分の「やれること」「やりたいこと」「やるべきこと」を100%生かして働いた方が、人生はきっと何倍も楽しい。やりがいをもって働きたい人、転職を検討している人、仕事とプライベートの両立に悩んでいる人に加え、チームのマネジメントに悩むリーダー層にも今後の指針を与えてくれる1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

212
そもそもカイシャとは何ぞや?から始まり、中々時代が変わって給料だけでは社員のモチベーションを上げられない時代に1人1人に人事制度が異なるという視点は面白い。こういう経営者の元で働いてみたいな。2018/05/10

徒花

140
まあまあ。多くの人が普段とくに意識しない「会社」という概念・組織の不自然さ、そしてそんな会社という組織に隷属する形で労働力を提供しているサラリーパーソンに警鐘を鳴らし、カイシャというモンスターに食い殺されないための働き方の指南をしてくれる一冊。具体的に何かをするというよりも、まずベイビーステップとして「会社ではなく経営者を見る」という視点の移動が大事なのかもしれない。多くの人は会社を一つの人格として認識しがちだから。2020/05/24

えちぜんや よーた

86
青野社長は優しい。在学生・就活生(大卒・高卒不問)・20代前半の方に向かって、学校や親に教えてもらったことを丸呑みしても良いかどうか平易な言葉で諭している感じがする。そのせいかカイシャの世の中の経営者についてダメ出しをしてもわりとふんわりと指摘している。ただし、実務経験のある30代以上の方がこの本で書かれている「何やっても許される代表取締役」はなぜ存在できるのかを具体的に列挙(金融緩和政策など)できないと、もうそのこと自体がヤバい。20代前半までの人には「教科書」となるが30代以上の人は「問題集」だ。2018/04/15

Kentaro

40
現代は、技術革新とその普及のスピードが非常に速く、未来を正確に予測するのが難しくなっている。しかし、どんな状況でも楽しく働き続ける人はいる。「やりたい」ことを探求し、「やれる」ことを広げ、そして「やるべき」仕事に重ねていける人たちだ。彼らが二十一世紀に適合した、新しい働き手だ。新たに何かを「やりたい」、という感情を持つのは人間。何かをやってほしいと感じるのもまた人間であり、そこにニーズが生まれるから「やるべき」が生まれる。そして、「やれる」ことは、新技術によって飛躍的に増やせるようになる。2020/05/22

shikada

28
独自の働き方改革を行っているサイボウズの社長が「カイシャ」がどうあるべきか語る本。会社は本来、人を幸せにするための手段だったのに、いつの間にか肥大化して、あべこべに人間を振り回すことが往々にして起こる。著者はそうした現状に問題意識を持ち、柔軟な雇用体型を作り、自ら育休をとって保育の経験を得るなどして、いかに社員に還元するか模索している。「健康でフルタイムでどんな仕事もいとわない人しか雇えない会社は、今後選ばれなくなっていく」との主張は、その通りだと思う。2020/05/24

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