内容説明
親切な女神のおかげで転生することになったお爺ちゃん。願い事として望んだのは、「健康な体」。なのに何故か強力な魔法を扱えるチート能力までも与えられてしまった！ ところが彼は力をほとんど使わないまま。そんな彼――少年シウが11歳になったとき、女神が現れ告げる――。「冒険者になって人生を楽しみなさい」かくして冒険者になるべく王都へ赴いた彼は、道中でペットになった猫型騎獣のフェレスと共に新しい生活を始める。ギルドの依頼や、王都の様々な人々との出会いを通して、シウの世界は少しずつ広がっていく――。チート能力を持て余した少年シウとモフモフの異世界のんびりスローライフ、開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
29
大平洋戦争での空襲で大火傷をおって色々と苦労した末90歳で亡くなった爺さんが、異世界へ転生する事となる。神様にチートと言われても「？」な爺さん。そんな爺さんが転生して子供になって山奥で幼少期を過ごし、育ての親が亡くなってから王都に行く。その道すがら商人を助けて、その商人から護衛と称して魔法を習いながら王都へ行くと、その商人の離れの家に住まわせて貰いながら生活を始めるが、色々な人達と出会い成長して行く話。 今度は学校に通うらしい。あの特権意識の強い学校か？ 2019/12/26
瀧ながれ
21
読書をしながら自分の好む設定を探ると、どうやら大人くさい少年がけっこうツボのようで、転生もので少年からやり直しというのは、ありがちな導入ながら、楽しんで読めるようです。前世が苦労人だった男が新たな生を満喫する展開なのも嬉しいのです。この作品だと、もふもふがいたり優しいイケメンが登場したりと、好ましいポイントがいくつもありました。終盤で絡んできたお嬢さんは一度痛いめを見ていただきたく、またあの獣に幸せになってほしいので、ぜひ再登場してください。2018/06/26
すがやん
18
チートなんだけど、堅実に生きる主人公が地味な転生もので、物語にも派手さはない。好き嫌いはわかれるだろうが、人が温かくて、ペットや人との優しい関係性を楽しむという感じ。このホッとする空気感は嫌いじゃない。2019/08/10
しましまこ
17
大往生したじいさんが異世界に転生。女神さまに「せっかくチートなのに、もっとはっちゃけようよ！」と言われて11歳の旅立ち。地味に堅実に育ってます～。ご飯とモフで癒される。2019/08/25
美周郎
11
前世で恵まれずに長命というのが悲しい、人生の楽しみ方を少しづつ知っていけると良いな。この作者さんの別作品もこちらも挿絵の人がそれぞれどストライク、並行して読んでみようと思う。2021/01/16
