内容説明
三十年前のあの日、死なんてものよりもよっぽど恐ろしいことがあると知った――聖都シュメルツでの復讐を終えた伊織とエルフィは、かつての力を取り戻すために忌光迷宮へと向かう。そのあとを追う“大魔導”リューザス。伊織とリューザス、かつて仲間だった二人の復讐に、決着のときが迫っていた――!! 「小説家になろう」発、大人気復讐ファンタジー第五弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
玉ねぎ
5
相変わらず面白い。フラグは立っていたが、ついにこの巻で敵側にも共感できてしまう背景が描写された。このパターンも面白かったがこの巻みたいな戦いは他作品で間に合ってるので消化不良感は否めない。この作品に求めるのやはり圧倒的クズへの残虐苛烈な報復である。とりあえず、次の巻が出るまではなろう版を読む予定。2018/03/19
尚侍
5
面白かった。前回までは良くも悪くも復讐が物語のテーマでしたが、ここにきて話が大きく膨らみましたね。話が膨らむと収拾がつかなくなってしまうパターンも見受けられるのですが、本作の場合話の流れからしてこうなることは自然と感じられたので、この展開は大歓迎です。ただその一方で話が膨らんだ分その筋を追いかけるのが大変になる頃でもありますので、他の作品でも言っていることですが次回はぜひあらすじと簡単なキャラ紹介を載せてもらいたいところです。これがあるとないとでは物語の理解度が全然違いますので……。2018/02/06
真白優樹
5
聖都での復讐を終え、力を取り戻す為に迷宮へ向かう中、追跡してきたリューザスと決戦を繰り広げる今巻。―――今ここに、あの日以来の決着を。伊織の復讐相手の中でも特に描写が目立っていたリューザス。その彼との決着をつける為死闘を繰り広げる今巻。結論から言うなれば復讐は為る。だがそれは伊織の考えていた形での復讐では無く、最後に救いを得て男は消え、新たな悪意が盤上をかき乱し、エルフィは敵の魔の手に落ちる。一つの山場かと思えば急転直下、一気に転がり落ちる今巻。はたしてエルフィを救う事は出来るのか。 次巻も楽しみである。2018/02/05
ききぞう
2
リューザス戦からの展開は乱暴の一言。その後の展開もやや駆け足で終わったら、あとがきで第一部完だって。さらに続巻は出ていない。前巻までは面白かったのに何でこんなになってしまったのでしょうか。復讐ものの中では一番面白いと思っていただけに残念です。2021/02/11
ぱんぷきん
1
忌光迷宮を舞台にかつてのパーティメンバー、リューザス・ギルバーンとの因縁の対決。不覚にもリューザスの背景に共感してしまった。伊織にも事情があったとはいえ、その手から零れ落ちた者達からすれば恨みを抱くのも必然。他のメンバーと違い、快楽のための裏切りではないため、後に残るのはやりきれない気持ちだった。死神の登場に、ルシフィナへの復讐、オルテギアとの決着と物語は道半ばであるが、ここで1部完結。しかし、続巻はなく、現在もなろうでは完結していない模様。面白い作品だけにしっかり完結させて、最後まで刊行して欲しい。2022/01/13
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