内容説明
やれやれ、勇者などなりたくはない。
永遠のライバル(?)ミヤモトと激突!
1巻発売後即重版! ひとつ屋根の下、ネバーランド・ハーレムファンタジー!
書き下ろし番外編も収録!
【あらすじ】
わずか16歳にして、オンボロな孤児院の院長となった高校生・マサツグに不意の報せが届く。
宿飯をともにする少女たち孤児の里親が決まったのだ。
ようやく自由を謳歌できると気ままに冒険者稼業に勤しむ彼だったが、ある日、孤児たちが王都に幽閉されていると発覚。
全てはマサツグの院長失脚を目論む女死神モルテによる罠だったのだ!
しかも彼女による国家転覆計画まで明らかになり、今、異世界全土を賭けた孤児たちの救出劇が始まろうとしていた!
クラスメイトの勇者候補ミヤモトまで現れる中、マサツグは帰る場所を取り戻せるのだろうか?
これは後に真の勇者と讃えられるマサツグ様の壮大かつ華麗なる英雄伝【サーガ】である。
著者について
●初枝れんげ(ハツエダ レンゲ)
京都生まれの京都育ち。大学で働くサラリーマンです。
傷ついた心を執筆活動で癒す三文小説家。
そろそろ婚活せねば未来がやばいアラサー男子でもあります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
5
保護観察官に目をつけられたりしながらも日々を過ごす中、死神の謀略が襲い掛かる今巻。―――大切なのは理屈じゃなく、その心。前巻よりもえぐみとキツさが増しているように感じる、だがそれがしっくりくる。死神の罠に嵌り、大切なものを見失ったマサツグは戦いの中で再び取り戻す。そんな彼の容赦なく苛烈、更には級友の勇者すらも盾とする傍若無人な戦いぶり。だけどその中に彼自身の、心の叫びが宿っているからこそ彼を応援したくなる、そんな原点から大きく舵を切り誰も見た事無い地へと進み出す巻である。 次巻も須らく期待である。2018/02/09