日本経済新聞出版<br> 60分で名著快読 クラウゼヴィッツ『戦争論』

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader

日本経済新聞出版
60分で名著快読 クラウゼヴィッツ『戦争論』

  • 著者名:川村康之【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 日経BP(2019/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532197407

ファイル: /

内容説明

●初心者に最適な入門ガイド
クラウゼヴィッツ『戦争論』は『孫子』と並ぶ戦略論の名著だが、『孫子』が簡にして潔であるのに対し、『戦争論』は大部かつ未完であったため読解が困難であった。多くの人が読破に挑んだが、ほとんどの人は挫折している難攻不落の書の代表だ。では、良いガイドがあったかと問われると、『戦争論』のプロが書いていない、戦争を論じるばかりでクラウゼヴィッツの『戦争論』を解説しない--などの課題が残されていた。
本書は、長年クラウゼヴィッツ研究に携わり、『戦争論(レクラム版)』の翻訳にも参加した日本の第一人者が、もっとも平易に解説する入門。102の項目と10のコラムで『戦争論』の本質を簡潔に示す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

14
クラウゼヴィッツ『戦争論』の解説書。戦争はその時代に独特なものであり、戦争を貫く簡単な法則はなく、戦争論は戦争の勝利方法を描かず、読者の判断力を養うことを目的としている。戦略と戦術の区別、摩擦、軍事的天才の概念は戦略に関する本を読む際に役立ちそうだ。戦争は政治の延長であり、政治より軍事が優先されることはあってはならない。かといって、政治が軍事に過度に介入してもならない。両者の関係は政治的叡智によって調和される。2015/09/11

kanaoka 57

6
戦争はあくまで政治的手段。軍事的勝利に目を奪われず本来の政治目的を第1とすべきもの。しかし政治がポピュリズムに陥ったとき、他国、他民族、他宗教、他文化への憎悪に基づく破壊こそが政治目的とされてしてしまう恐れがある。また、戦争は相互作用であるかぎり一方的に拒絶する事は不可能である。戦争という手段が目的化してしまった過去の寓挙と同じく、戦争手段の放棄自体が目的化される愚行は避けなければならない。2016/04/19

人間万事塞翁が馬

4
今日は障害者の方々との交流運動会ということで、実際にリレーにも出場させていただくということで転ばぬよう戦略には十分注意したいと思います。 昨日は運動会前ということで、エネルギーを付けようと思い、近所のイタリアンレストランに行きました。妻がカルパッチョを食べたいというので、メニューの中から『鮮魚のカルパッチョをお願いします』と注文したところ、店員さんが「今日はムリです」と一言。「え!?売り切れですかー???」と即返すと、「・・・いえ、今日の鮮魚はブリです」 はい、美味しくいただきました。では、走ってきます。2022/05/21

コダマ@ようやっとる!

4
必勝の方法ではなく、戦争の理論、戦争とはこういうもので、こんなことも念頭に置かなきゃいけませんよ~、ここら辺が限界ですよ~、その中で目的に沿った成果をあげなきゃいけませんよ~、というような戦争の考え方。相手を完全に潰す方法ではない「戦争論」の紹介本。歴史を振り返って戦争や蜂起がどこで失敗したのかを考える礎をつくるには楽しい本かも。2014/09/14

ももや

3
60分で快読とあったが、グーグルマップやウィキペディアをひきながら1週間かかって熟読。戦争論の重要論旨だけを繰り返して何度も解説。昨日の晩ご飯も思い出せないおじさん世代に手厚い構成。試験前に先生が、ここだけは覚えておきなさい!と言うことを言ってる本でした2018/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8291103
  • ご注意事項

最近チェックした商品