内容説明
奴隷のイアンは、戦場から逃げる際に、たまたま目の前に現れた『王家の正統な血を引く者にしか動かせない』はずの機巧鎧エリュシオンに搭乗。さらにエリュシオンの操縦することに成功する。その“偶然”が、王を失い首都まで奪われたリュクサリア王国の貴族ヴィクトの目にとまり、イアンの運命は大きく動きはじめた。また、リュクサリア王国の王女フランシスカはイアンを腹違いの兄と信じ込み……。 機械じかけの巨大兵士──機巧鎧が斬り合う戦闘。出生の謎。決戦機と呼ばれる謎の存在──すべてを詰め込んで物語の幕が開く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
根雨一郎
3
いい大人が「エリュシオン……(´Д`;)ハアハア」、「フランシスカたん……(´Д`;)ハアハア」し過ぎだと思った。もっと真面目に権力争いしようぜ!2010/01/14
KEI
3
購入。久しぶりに表紙買いをしてみたところ、見事に大当たり。素晴らしく良くできたファンタジーである。僕の中で主人公は巻き込まれてナンボと思っていますが、この作品もまたイイ巻き込まれ具合でした。男の子としては助けを求めているお姫様(女の子)がいたら命を賭けて動くもんでしょう。2010/01/07
ごぅ。
2
奴隷のイアンは、戦場から逃げる際に、目の前に現れた“リュクサリア王家の正統な血を引く者にしか動かせない”はずの機巧鎧エリュシオンに乗り込み、そのまま操縦することに成功する。その“偶然”が、王を失い首都まで奪われたリュクサリア王国の貴族ヴィクトの目にとまり、イアンの運命は大きく動き始めた。一方、リュクサリア王国の王女フランシスカはイアンを腹違いの兄と信じ込み…。機械仕掛けの巨大兵士――機巧鎧<アームネイン>が斬り合う戦闘。出生の秘密。決戦機と呼ばれる謎の存在――全てを詰め込んで物語の幕が今、開く!2021/12/31
sira
2
タイトルとイラストに惹かれて買ったのだけど、当たりでした。ページ数・登場人物が多くて読み応えたっぷり、キャラクターのバランスも良くて大満足!ただ視点が多い上に感情に余り触れない淡々とした文章だったので、感情移入せずに物語の流れを眺める感じで読んだ方がより楽しめたかも。ロボットの設定がシンプルだけど自由が利きそうで続きが楽しみです。後書きの「ファンタジー」の一言がしっくりこなかったけど、他の人のコメント見て納得。人が乗るだけで動けちゃうロボットはファンタジーですね。2011/03/26
愁星
2
主人公は多分イアンだと思うのですが確信が持てないほど主体性が無いです。聖刻シリーズを思わせるロボにタザリアのような替え玉王子…。本物の王子はどこよとか、ロボの動力は何よとか、補給とか無視で人さえ揃えば戦える事になってるよねとか突っ込み所が多いです。2010/09/20