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内容説明
再び炎をその全身に纏ったアグニは、全てを焼き、殺し、ユダの元へ!! “悪役”と化したアグニを前に、サンの妄信と憤怒が炸裂する!! 凍てついた世界を終わらせるのは、復讐の業火か、赦しの灯火か…!? 戦慄のダーク・ファンタジー、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
85
最終巻。結末だけを見れば、壮大なSFで幾千年の時を超えて、二人は結ばれたラブストーリー。ただアグニはサンではないし、ユダはルナではない。作品を通じて映画があり、演じるというものがあり、教養があった。サンのアグニ信者であったのは、少年時代の救いを大人になっても信じ続け、力をつけてしまったこと。作中で登場する缶詰は、人肉のことであり、教養がなかったので、宗教に走ってしまった。人はなりたい自分になってしまう。アグニは、最後までなりたい自分がなく終わった。もしアグニに教養があり、自分があったら未来は違ったはずだ。2020/12/05
wata
53
終わった…けど、凡人の私にはよく分からない内容だった…。顔も同じようなのが出てくるし…。最後だけ、途方もない時を超えてやっと二人で落ち着いた(-_-;)2018/03/07
眠る山猫屋
52
なんと語れば良いのやら。好きなんですけれども。究極の成就、至福の愛?『人はなりたい自分になってしまう』という言葉が突き刺さる。誰かの為に生きようと足掻いて足掻いて、それでも悲劇にしかならない時、それでも成りたい自分になる努力をしないならば、自分を嫌いになり見失うだけ。だから・・・数十万年後の未来でお幸せに。トガタの映像も役に立って良かった。2018/07/12
くりり
47
終わったみたい。何かのパクリかオマージュか、海外進出じゃなく、宇宙進出しちゃった(笑)2018/03/07
瀬谷
34
最終的にはハッピーエンドでいいんだろうか、映画館の描写で救われた気がする。二転三転する展開、ラストのスケール感にただただ圧倒された。「人はなりたい自分になってしまう」「生きて」が印象的。また最初から一気読みしたい。2020/03/15