講談社青い鳥文庫 恐怖のむかし遊び

著者名：にかいどう青【作】/モゲラッタ【絵】

講談社（2018/02発売）

• ISBN：9784062856706

内容説明

クラスでいじめにあっているヨシカズは、『ひとりかくれんぼ』という儀式を強制されたあとから、様子がおかしくなる。（「ふたり、かくれんぼ」）ほか、子どもの頃にだれもがやった、あのむかし遊びをテーマに描く４つの恐怖物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[∃.狂茶党]

都市伝説や実話怪談を取り入れた、今風の怪談・ホラー。 かなり良質な怖い小説ではないでしょうか？ 定型を巧みに持ちいた物語については何もかけませんが、タイトルから想像する話を、超えて見せようとしていて、それはうまくいってます。 怪談好きにもホラー好きにもおすすめな本。 冒頭に漫画があり、イラストも漫画調ですが、どちらかといえば、映像作品に近い書き方をしています。 構図と編集、あるいは空気感にこだわって、撮影したなら、とても怖いものができそうです。

2022/10/28

[dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない]

自作映画の撮影のために廃ホテルへやってきた映画研究部。ホラー映画にする為、廃ホテルにまつわる曰く話を披露する部員たち。しかし、厳かな口調で語られるそれらは、部員達が作り出した設定に過ぎなかった。そう、そのはずだったのだ。 *** 先月になぜか2巻から読んでしまった「恐怖のむかし遊び」シリーズ。やっと1巻を手に入れ、読了。シリーズ物は回を追う事にパワーアップしていく印象だが、個人的にはこちらの方が怖かった。 こちらの本もストーリー自体も怖かったが、登場人物がとにかく怖い。

2022/06/02

[トロピカル]

こわっΣ（ﾟдﾟlll）どの話もこわっ 。挿し絵もこわっ、だるまさんがころんだのあの顔怖かったよ。でも1番怖かったのは最後の話。人形の話ですね。あの３体の人形は何処へ。そもそも最初からあったのか。でも、見離された人形達の悲しさも伝わってきますね。

2018/03/11