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内容説明
元書店員が描く心温まる小さな本屋さん物語
今から12年前、美大を卒業し人生迷走中の大國かの子は老舗小型書店・光林堂で働くことに。「一年後には街一番の本屋さんにしてみせます!」書店業界にとって激動の転換期となったスマホ登場前夜の2006年とはどんな年だったのか? とある小さな場所から、時代のうねりに元気と熱き想いで立ち向かう、骨太の痛快お仕事ドラマ!!“書店の力を信じてる。”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
itoko♪
41
美大卒業後にプータローだった主人公かの子が、ひょんなことから町の小さな本屋さんでバイトすることになる。「1年後には町一番の本屋さんにしてみせます!」と宣言して…。書店閉店を経験した身には沁みるし、頷けるし、泣けました。でも同時にやる気や元気をもらえました!次巻が早く読みたい!2018/01/23
緋莢
17
美大を卒業して画家を目指すも、先行きが全く見えない大國かの子は、ひょんなことから老舗の小型書店・光林堂で働くことになります。「一年後には町一番の本屋さんにしてみせます!」と意気込むかの子に、あまりやる気のない店長も徐々に引っ張られていきます。時代は2006年。その頃なら書店員やってたな~と、かの子ほど熱血じゃなかったですが、そこそこやる気はありました。かの子が相撲フェア台を作る場面がありますが、〝好き”という気持ちで自発的にやる、それに支えられてるんだよな~と今後、どんな風に話を展開していくか楽しみです 2018/07/08
英知@マンガ専用
15
町の小さな本屋さん確かにもうほとんど見かけないなぁ。それでなくても電子書籍化が広まって本屋全体、出版業界も危ういのよね。私は、本は紙で読みたい派だし、本屋が好きだからしょっちゅう行くし何時間でもいれるんだけど、それってやっぱ大型書店だからっていうのもあるかもね。まぁ都会に比べたら品揃えに不安感じる時もあるけど。実際に手に取って「この子!」っ決めて、家に連れて帰る時のワクワク感が本屋で買う醍醐味だと私は思ってる。場所とるし保管は大変だけど、それでもやっぱり本はめくって読むのが良いって再認識したマンガでした!2018/02/18
歩月るな
9
新時代はこの未来か?スマホ登場前の2006年を舞台にしたお仕事漫画、町の小さな書店モノである。もう五年近く前の本なのか。現代の芸大出身作家が持て囃される状況と、美大を出たけれど人生迷走中の主人公、は好対照とも言えるかもしれない。もちろん単なる二項対立にはならないというか、『ハチミツとクローバー』が完結したの、この2006年ですからね。地元に根差した生い立ちヒストリー、当たり前の日々の中で知らない世界を知る事に懸けては、実に読ませる作品であるので、頑張ろうと思える人が多くいるのも首肯せらるる由縁充分である。2022/09/27
コリエル
8
地方の小書店奮戦記。コーナーを作りポップを作りグッズを配ってサイン会をやる。自分の務めていた郊外ながらも坪面積の大きいチェーン型書店での経験とはかなり異なる書店像だ。作中で主人公たちが苦労している商品確保については優遇されていたが、その反面品出しが終わらない。品出しレジクリンネスで8時間が過ぎ、サビ残で常備必備本を出す。そんな量産型書店員の生活は創造的な仕事とは程遠い。書店で働いている時に、ネット通販に縁遠い老人や幼児向けに特化した店作りをしたらどうかな~とか考えていた事を思い出した。やる暇無いがな。2018/06/29
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