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内容説明
自然界を超越した異形の生物、HA(ヒューマナイズド・アニマル)。それは遺伝子を“設計”された、ヒトと動物とのハイブリッド。HAが備える驚異的な身体能力は、野心を抱く人々の策略によって殺りくの現場へと投入され、その真価を発揮していく。ヒトは何のためにこの異形をデザインしたのか…その背景には、人類の未来へとつながる壮大な計画が横たわっていた! 生物の“感情”という不安定な機能が衝撃的展開を招く第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライマウ・フレツリー
41
アフリカ!様々なレベルで、「世界の多様さ」を描く本作。五十嵐さんの挑戦が、現在進行形で金字塔を打ち立てている!2018/02/09
阿部義彦
35
もはや凄い域に達している。一切の説明を辞めて、状況設定のみで話を進めてます!息詰まる迫力、ジャングルの猛獣たちのリアリティたるや!オクダのマッドサイエンティスト振りには絶句!とにかく見て下さいよりも感じて下さいとしか言いようの無い漫画です。2018/01/29
ぐうぐう
25
1巻の感想で触れたように、『ディザインズ』は『サイボーグ009』のオマージュを露骨に感じさせる。抗うヒューマノイド・アニマルを狩るのが、同じHAであるという展開は、初期の『009』をそのまま踏襲している。黒い企業に紛争地での闘いもまた、『009』のブラックゴースト団やベトナム戦争を思い出させる。「様々な状況に対応するため個体間に性質の違いを持たせたのですが 振り幅を大きくしすぎたのかもしれません」というセリフを読むとき、サイボーグ戦士達の顔が浮かんでしまい、ついついニヤニヤしてしまう。2018/01/28
JACK
25
☆ 動物に遺伝子操作を行って「人化」させたHA(ヒューマナイズド・アニマル)と呼ばれる存在。カエルをベースにしたものは驚異的な跳躍力と周囲の存在を皮膚で感じ取る能力を持っている。様々な動物をベースに開発された彼らは戦場で近代兵器を持つ人間相手に圧倒的な戦闘能力を発揮する。内乱の国で敵の戦意を喪失させるため、攻撃が禁じられている病院を敢えて狙う人間に対する「人間はなんてバカなんだ」の台詞には考えさせられました。重厚なテーマと詳細な描き込み、謎の多い物語に惹きつけられます。2018/01/25
昭和っ子
19
「きれいなお母さん」「人間てなんてバカなんだ」あーあ、かわいいジャスミンも死んじゃったのかしら。「状況をコントロールできると過信したら足をすくわれるわよ」これからどうなるのかなぁ。2018/02/09