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内容説明
革命的育児漫画「私たちは繁殖している」や幾度もテレビドラマ化された「南くんの恋人」など多数のヒット作を飛ばしている漫画家・内田春菊に、2015年突如大腸がんとの告知が……! 発覚から入院・手術に至るまでのドタバタないきさつ、抗がん剤の仕組みや副作用、わき起こる体や環境の変化、そして術前術後の子4人との激動の日々……。がんと真正面から向き合いセキララに描く、著者ならではの闘病コミックエッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
41
コミックエッセイ。内田春菊さんが大腸がんの発症から抗がん剤、人工肛門にした経緯が描かれている。がん以外のよく分からないものが書いてあって、純粋にがんの経過を読みたかった。少し読みずらかった。ストーマケアに関わった事もありますが、6人に一人は癌になる時代。これからの勉強として読んでみるのもいいかも。2018/03/19
たまきら
30
内田春菊さんの、自分の「その時」を描くパワーって、どこまでも主観一本で、他の人の批難なんかもそっくりそのまま受けとめてる感はやっぱりすごいなあ、と思う。恋愛だったり、セックスだったり、離婚だったり、子育てだったり。それががんになったあたりも自然な流れというか…ストーマ編へ続く。2019/09/25
でんか
27
内田春菊さんが便通異常で近医を受診、直腸癌と診断、術前化学療法、直腸癌の根治術+人工肛門造設術を受けた話。人工肛門造設を回避できるほどは化学療法の効果がなかったようですが(たぶん)根治術になっているかんじ。続巻予定ありで終わってます。相変わらずの内田節というか、「私たちは繁殖している」からのあの、内田さんにとってアカン人はホントにアカン様に描かれるのはいつも通りなので(上手く表現できないのですが)、ちょっとそこは苦手な所。病気されても知人Drなどの人的資源をフル活用しておられてさすがと思った次第。2018/01/11
なるときんとき
26
56歳で大腸ガンが見つかり手術して人工肛門になるまで。バツ3でガンが見つかる前に17歳年下の彼氏がいたことに驚き。しかし歴代ロクでもない男と付き合っている印象。糖質制限でやせたことでガンの発見が遅れた印象だったけど、ご本人的にはむしろ糖質制限による便秘からの痔の出血で気づいたということのよう。治療の様子が詳細で興味深い。2019/04/01
みーなんきー
25
この当たり前のありそうでなかったタイトルのこの本、タイトルに違わず、大腸ガンが見つかってから、その後の治療までを詳しく書いている。取材の形は取っていないが、それにしてもこんな風に素人にわかりやすく教えてくれる医師や、がん経験者達と良い関係を築いている春菊さんの人徳が光る。がんは何か1つの原因ではなく、数年かけてじわじわと悪化する腫瘍らしいが、大腸の場合、肛門を閉じて、人工肛門にする、という大きな変化が辛い。ヘソの横穴から袋に溜まる排便や、鎖骨横に入れる点滴など慣れない不自由さもありそうだ。ノンフィクション2020/07/24