文春文庫<br> 再び男たちへ フツウであることに満足できなくなった男のための63章

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文春文庫
再び男たちへ フツウであることに満足できなくなった男のための63章

  • 著者名:塩野七生
  • 価格 ¥795(本体¥723)
  • 文藝春秋(2018/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167910037

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内容説明

ベストセラー『男たちへ』が帰ってきた! “大人の男のための知恵のエッセンス”全63篇。

内憂外患の現代日本。人材は枯渇したのか、政治改革はなぜ成功しないのか、いま求められる指導者とは? 外圧に惑い、世界で大きな役割を任されぬこの国の真の国際化を問う。

天国に行くのに最も有効な方法は地獄へ行く道を熟知することである――開国か鎖国か、実力主義のプラスとマイナス、人種差別、帰国子女、帰宅拒否症なる現象について。

ホメロス、ハンニバル、マルクス・アウレリウス、マキアヴェッリなどなど先人の知恵に学びべ! 「湾岸戦争で観客席にとどまる方を選んだ日本人」に向けて、身近な話題から国際問題まで塩野七生さんが独特のユーモアをこめて贈る。

解説・中野翠

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

56
独特のユーモアがありました。前作『男たちへ』が普通になるためだとしたら、こちらは普通以上になるためと言えるでしょう。大人のための知恵が詰まっており、いつの時代にも通じるものを感じます。2020/09/20

Mark X Japan

4
今読んでも,全く古さを感じさません。この鋭い視点は,歴史を通して人間の本質を深く理解しているからでしょう。歴史を学ぶ意義を深く感じました。☆:4.02018/02/21

おくてつ

3
世界で働くビジネスマンは「ローマ人の物語」を読めと書かれていたのを見て、気になっていた塩野七生。「ギリシア人の物語」も完結し、そっちから読もうかなと気になっていた時に、本屋の新刊コーナーで見つけました。 新刊とはいえ、もともと1991年に出された本の新装版で、書かれたのは今から30年近く前。平成ヒトケタの時のお話です。取り上げられているネタは確かに昔の話ですが、そこから出てくるテーマは普遍で今にも通じる話ばかり。 特に第13章の「歴史について」は今の指導者にも読ませたい。2018/03/09

モビエイト

3
イタリア、ヨーロッパと日本を対比できるので面白い。30年近く前の本であるが、古臭さを感じない。2018/02/04

ドルーク

3
読んでいて、なんとなく感じていたけど言語化されていなかったような考え方が腑に落ちるような感覚。気持ち良い読書である。●自由に、選択肢の多さに耐えられず共産主義国へ帰って行く者たち●「やむをえずやった」ではなく、「自分の意思でやった」と思わせることが大事●衰退は怠惰によるとは限らない。成功、隆盛の要因が、時代の変化により衰退の要因になることがある●インテリは現状認識力が高いため、両面ある中でもマイナス部分の印象が強くなるため、減点方式になりやすく、先見性は低い。2018/02/01

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