平凡社新書<br> 目に見えない世界を歩く

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平凡社新書
目に見えない世界を歩く

  • 著者名:広瀬浩二郎
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 平凡社(2017/12発売)
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  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582858624

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内容説明

目が見えない人は、目に見えない世界を知っている――。障害当事者の立場から盲人史研究に取り組み、現在は独自の〈触文化論〉を展開する人類学者がその半生を軽快に綴る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

28
改めて、人の持つ五感とは何かを考える。持っているものが何で、それをどう使うのかということ。そこから、何が必要なのかにもつながるように思う。改めて、ユニバーサルデザインということを考えるきっかけになる。人は、気配も含めて感じるということがある。それも一つの力。また、触覚をどう活かすのかということ。視覚に頼りすぎると、いろいろなことが、かえってわかりにくくなってしまうということもある。五感を総動員できると、今までにない世界があるように思う。2019/01/16

おせきはん

9
ユニバーサルデザインに関しては、ハード整備は進んできましたが、ソフト面での対応は、まだ視覚に頼っているところがあり、もう一工夫必要だとわかりました。視力に関係なく、触れることで目に見えないものに気づける「触常者」という考え方を大切にしていきたいと思いました。2018/03/18

tellme0112

8
四年生の教科書に、点字の話がでていたことから、点字図書館に足を運ぶ機会があった。ワクワクするような話。さわる展示、体験してみたいなあ~2018/02/14

kenitirokikuti

7
著者は50才の全盲者。幼い頃から弱視だったが、13才のときに失明した。盲学校から京大に進む。博士号を得て国立民族博物館へ。作中で言及あるが、梅棹忠夫氏は老いてから盲人になったんだっけ▲イタコ、瞽女、琵琶法師はなり手を失い、途絶えたそうな。按摩や鍼師もすでに盲人のみの職ではない。パソコンの発達は盲人にとって福音であったが、盲人が点字を学ぶ動機を失わさせる。ついでに点字を調べた。8ビットのアスキー文字コードより少ない6ビットだ▲触覚について。なぞる、なでるの他、味わうや「肌を合わせる」も含む。2017/12/30

ねこさん

6
「目が見えないからこそできる事とは何か。」視覚でとらえる事物は表面的だが、触覚は「体内に入り込む」波動を感じることができる。2021/11/23

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