フツーの主婦が、弱かった青山学院大学陸上競技部の寮母になって - 箱根駅伝で常連校になるまでを支えた39の言葉

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フツーの主婦が、弱かった青山学院大学陸上競技部の寮母になって - 箱根駅伝で常連校になるまでを支えた39の言葉

  • 著者名:原美穂
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • アスコム(2017/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784776209744

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内容説明

わたしはもともと、陸上競技どころか、スポーツ全般にほとんど興味を持っていませんでした。
サラリーマンだった夫が突然、会社を辞めて、箱根駅伝出場を目指す東京の青山学院大学陸上競技部の監督になると言いだしたのです。
その当時、箱根駅伝が、出雲駅伝、全日本大学駅伝に並ぶ大学3大駅伝のひとつであるとか、そういうことを、一切、知りませんでした。
当然、大学の陸上部の監督という職業、その学生が暮らす寮の寮母という職業があることも知りませんでした。
箱根駅伝に出場させること、そして優勝に導くことは、当時のわたし自身の夢やミッションではありませんでした。
でも、本気の彼らの近くにいて、支えている間に、わたしなりに工夫し努力して支え、走らせること、勝たせることが、わたしの夢にもミッションにもなりました。
これは想像ですが、わたしのように、自分が積極的に望んだわけではないのに、いつの間にか誰かの夢やミッションに巻き込まれ、
それを支えることを仕事とし、いつしか、そこに喜びを感じる人は少なくないのではないかと思います。
巻き込まれ、ふり回され、流されて、自分が思い描いていたのとは違う人生を生きることになっても、そこで自分なりに、精一杯頑張っていれば楽しくもなるよ、
とお伝えすることは、もしかすると誰かの支えになるかもしれないと考えました。
わたしの書くものが誰かのお役に立つことがあるのかなと疑問にも思ったのですが、読んで下さった方にわずかでも「そういう考え方もあるかもね」と思ってもらえればうれしいです。

<もくじ>
プロローグ
第1章 わたしたちはみんな、誰かを支えるために生きている。
第2章 誰にも見向きにされないときに一生懸命考える人たちが「伝統の根っ子」をつくった。
第3章 いいチームができると「火事場のバカ力」が出せるようになる。
第4章 わがままな夫だからこそ楽しい。男はちょっとわがままな方がいい!?
第5章 与えられたことでも、喜びに変わる瞬間は来る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kurara

34
★3 普通のサラリーマンの奥さんが大学陸上部の監督の寮母になるって人生もなかなかないですよね。書ききれないほどのご苦労もあったはず。でもポジティブな方なんだなぁと感じました。物事考え方次第なんですよね。 【31】2018/04/20

ぐっち

26
原監督の本とセットで読了。年齢は近いけど、自分とは真逆の生き方にへえーっとなりました。こういう支える人がいてこそ、組織がうまくいくんだなあ。途中で挟み込まれる原監督との出会いのエピソードもへえーっとなりました。2018/09/29

Sato

20
今では箱根駅伝の常勝軍団青山学院も30年近く箱根から遠ざかってる時期があった。大手電力会社に勤める人と結婚したはずが、いきなり弱小駅伝部の監督を引き受け、自分も寮母となることに…。多感な時期のよそ様の大学生を預かるなんて、常々この監督の奥さん大変だな…って思ってた(笑)。走ること以外「生活面」は奥様がサポート…この奥様なしに常勝軍団にのし上がることはできなかったのではないだろうか。支えることで自分も成長する。大きな夢がなくても、与えられた中で最善を尽くせば、大きな宝物となる。心に留めておきたい言葉だ。 2021/03/26

わんつーろっく

16
自分が積極的に望んだわけではないのに、いつの間にか誰かの夢やミッションに巻き込まれ、それを支えることで、いつしかそこに喜びを感じていたと語る言葉は、青学駅伝部のファンのみならず、寮母さんありがとうって思うはず。原監督の監督は美穂さんという立ち位置に納得しました。これからも勝ったり負けたりしながら、タスキを繋いていくみんなの姿を見ていたい。2019/07/21

ルート

14
「図と地」という言葉がある。表舞台に立つ選手が「図」なら、寮母などスタッフたちは背景の「地」であろう。寮母は「駅伝スタッフ」の中でも、監督やコーチと比べたら裏方なのかもしれない。でも、必ず組織には裏方の仕事がある。裏方も含めてうまく回っている組織が、成功をつかんでいるのだろう。また、その「裏方力」が注目されている時代でもある。必ずしも主役でなくていい。というか、主役と裏方は「図と地」の関係のように相対的なものであり、誰しも自分の仕事においては主役なのだろう。2018/01/04

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