内容説明
罪を犯す、その境界線はどこにあるのか――?
平凡・堅実を信条とする大学生の佐東利雄は、「魂回収係」と名乗る人外の志川渡に気に入られ、無理矢理殺人事件の探偵まがいのことをさせられている。ある日、友人の高梁健斗からボランティアに誘われた利雄は、探偵をするくらいならと同級生の桧原千佳も誘い参加する。
だが、そこでも殺人事件が起きてしまい、さらには高梁が容疑者にされたため、利雄は志川の力を借りて捜査をする。だが、浮かび上がってきた凄惨な真実に、利雄は解決すべきか否か迷う。利雄が選び出した結論は……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
6
一作目も買っているのに、何故かこの2作目を先に読んでしまいました。それで特に不自由する箇所もなかったのでサクサク読了。爽やかな学園モノのミステリかと思いましたが、結構オカルト色が強め。そしてちょっと拒絶感のある人物描写があったのが気になりましたが概ね楽しめました。余談ですが、この作品を読んで初めて羊毛フェルトが石鹸と水で出来る事を知りました。こちらの方が簡単そうなので折を見て試したいと思います。2020/08/12
barcarola
5
志川がとにかく嫌なヤツ。シリーズ2作目だが、そのあたりに変化は無い(笑)。でも頼ってしまう、頼らざるを得ないあたりがなんとも。2022/10/16
マサキ
1
志川のキャラクターとか個性があって面白かった2018/02/05