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内容説明
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現代社会科学の基礎を築いたマックス・ウェーバー。その問いかけの根源性は、二十一世紀の今も私たちを刺激してやまない。歴史とは何か、学問の役割はどこにあるのか?「世界の魔術からの解放」は人間に何をもたらし、その果ての近代合理主義はどこまで普遍的なのか?同時代の思潮のなかに位置づけながら、いま改めて、ウェーバー思想の全体像をさぐる。
目次
はじめに-ウェーバーをどう読むか
ウェーバーとはどういう人か
歴史と政治-ウェーバー方法論の知的背景 その一
政治史から国民経済学へ-ウェーバー方法論の知的背景 その二
歴史学派経済学の方法的問題とは何か
歴史への問い-古典古代と近代ヨーロッパ
「資本主義の精神」の起源
世界史としての古代史
ウェーバー宗教社会学の世界 その一-中国とインド
ウェーバー宗教社会学の世界 その二-古代ユダヤ教〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keint
6
「職業としての学問」と「職業としての政治」を読んであまりにも難解だったのでこの本で解説されているのかと期待して読んだが、むしろこの2冊がウェーバーの入門だと聞いてなんということだと感じた。 解説は丁寧にされているが、当時の西洋の政治制度や法制史などを知らないとウェーバーの主張は理解できないなというふうに感じた。2019/10/09
Ecriture
5
ウェーバーというか、ウェーバーの周辺入門。内容自体は最高に分かりやすいし、読み物としては面白い。が、『ウェーバー入門』というタイトルに期待する内容かというとそうでもない。用語やカタカナ語に懐疑的な筆者だが、私のような素人が期待するのはむしろそっちの上辺の知識だ。2008/10/08
乙郎さん
4
ウェーバー入門というより「ヨーロッパ史をとらえ直す」というタイトルが似合いそうな内容。ウェーバーを研究史の中に位置づけるため頻繁に話が飛ぶので注意が必要。私は政治学や行政学にて引用されるマックス・ウェーバーしか知らなかったので、多少求めていたのとは違ったが興味深かった。2009/01/16
なお
3
難しい。頭に入ってこなかった。2013/03/26
nchiba
3
ヨーロッパでの政治・経済の見方には歴史というものが深く考察されるということを学んだ。日本ではどうだろうか?相変わらず輸入学問の域を出ないのではないだろうか?そんなことを考えた。タイトルには入門とついているがなかなか難解な本だ。ウェーバーはやっぱり難解だということか。2012/10/07