平凡社新書<br> ネオ階級社会はここから始まった

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平凡社新書
ネオ階級社会はここから始まった

  • 著者名:林信吾/葛岡智恭
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 平凡社(2017/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784582855456

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内容説明

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一九七四年は、日本社会の転換点となるべき年であった。一九七三年のオイルショックを乗りこえ、その翌年、日本経済は世界に先駆けてV字回復を遂げたかに見えた。しかし、高度経済成長の記憶から離れられなかった当時の日本人は、「日本型」「日本人独自の」「日本らしく」といったやり方で危機を乗りこえられると思い込み、転機を見過ごしてしまったのだ。いかにして「会社主義」「総中流神話」が崩壊し、ネオ階級社会が広がっていったのかを検証する。

目次

第1章 この国の「戦後」のかたち
第2章 「会社主義国」ニッポン
第3章 夢の時代の終焉
第4章 それでも日本人は戦争から目をそらした
第5章 「みんな中流」だったのか
第6章 「日本型」の幻影を断て

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

7
うーん、いろいろ興味が惹かれる内容に触れてはいるのだが、それほど深い考察もなく、従って感銘を受けることもなく読了する。2020/01/27

おらひらお

4
2010年初版。わかりやすい内容ですが、いまいち言いたいことが伝わらないですね。かなりタイトル負けのような気がします。引用が多すぎかな。2012/07/02

ceskepivo

1
戦後の政治史、社会史をおさらいするには良いが、著者に「では、1974年に我々は何をすれば良かったのか?」と問いたくなる。結局、その時代時代に合った柔軟性が求められるということか。一方、墓地に学校がたてられたので、学校には幽霊話が多いこと(23頁)、日本の高度経済成長は、官民一体ではなく「会社主義」に支えられていたこと(62頁)、「歯舞・色丹の二島返還」が実現しなかったのは米国から横やりが入ったから(184頁)、鳩山前首相の「友愛」は交渉相手を考えていなかった(188頁)の指摘には納得。2011/07/12

くーぱー

0
1974年が日本社会のターニングポイントだとする筆者の主張は、言われればなるほどという気もしないでもないが、ふーん、だからどうよという感想の方がやや強い。ともあれいわゆる「日本型社会」の成立と崩壊の過程を、ざっくり理解するにはよいかも。2010/11/26

Honesty

0
1974年という年は、明治以来の官僚主導の政策が行き詰まり、政治風土や企業風土(会社主義)、スポーツ文化までもが一挙に崩壊過程に入ったことを検証した本。自分の知識不足からか、「ネオ階級社会」をあまり知らなかったので、その定義も明確にせず、話を進められたのでいまいち腑に落ちなかったのが正直な感想。明治時代の富国強兵に代表される官僚主導から、昭和の軍国主義や高度経済成長など、歴史的に日本の社会の変遷を読み解くにはちょうどいいかもしれない。2010/10/26

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