内容説明
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大人は誰でも、昔は子供だった。しかし、その子供はどこへ行ってしまったのか。子供にまつわる古今東西の文芸作品と自らの体験をひもときながら、世界と人間、そして自分自身の現在を見つめなおした豊かな省察の書。
目次
小さな冒険者
童どもの時間
遊ぶ子供の声きけば
ストリートチルドレン
消える子供たち
かくれんぼ
捨子今昔
ユートピアの育児
少女たち・少女雑誌
老と幼〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
twinsun
5
遊びをせんとや生まれけむ、戯れ(たわぶれ)せんとや生まれけん、遊ぶ子供の声きけば、わが身さへこそ動がゆれ(ゆるがゆれ)(平安時代の歌謡集「梁塵秘抄」巻二より)、「……どっちにしたって、子供もそのうちに大きくなるのだから、まもなくいろんな悪いことをするさ、などというかもしれないが、実際その子供はまだ大きくなっていないじゃないか」(カラマーゾフの兄弟)(引用)。こうした言葉たちに会える喜び。子供であったころ、そして今どんな風景が見えているかあらためて考える時間を持った。 2022/10/14
吟遊
0
「子供」に関する著者のエッセイ風に始まるが、そこから洋の東西を問わず、子供に関するエピソードや考察を引く「博物誌」になってゆく。結論らしい結論はない。老年期と幼年期を同じような「大人社会の外(とのあわい)」と並べる考察は面白かった。2015/06/05
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