内容説明
三匹の大魔獣を従える旧魔王の娘ベルルを娶った、冴えない没落貴族の僕、リノフリード・グラシス。予想外の冒険となったハネムーンを終えた僕らは心機一転、新たな生活をスタートさせた。そんな我が家を、見ず知らずの幼女が訪ねてくる。その正体はなんと、ハネムーンで出会った伝説のドラゴン・ディカ。無口で無表情なディカに最初は戸惑ったものの、いつしか僕ら夫婦の子どものようにグラシス家になじんでいく。予想外のトラブルは更に続き、ついには魔界にはびこる謎の死病“銀河病”を発症した「あの人」が助けを求めてやってくる。その治療の鍵は、グラシス家秘伝の魔法薬に隠されていた―突然現れた幼女、世界を脅かす謎の死病、そして美女に化ける大魔獣たちに振り回されつつ、没落貴族と訳あり娘の新婚夫婦は明るい未来へ突き進む!
著者等紹介
かっぱ同盟[カッパドウメイ]
2013年1月にWeb上で「僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣」を発表。同作で出版デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アウル
14
何時もの事ながら甘々でした。大まかな話は不治の病を治す為に奮闘するリノ、それを支えるベルルと大魔獣達により新薬が完成し家が復興する話。七夕イベントでのベルルの欲張りな願いごとは可愛らしいかった。前巻に出てきたディカが幼女姿で登場しリノ達の新たな家族として迎えられる。リノ達夫婦とディカのやり取りが本当の親子みたいで微笑ましい。次巻はベルルの故郷東の最果てに里帰りとベルルの封印された記憶の解放の話か。イラスト悪くはなかったが、やはり白井鋭利さんのほうが良かったな。2014/09/28
まりも
8
久しぶりのベルル可愛い小説。リノとベルルの娘ポジション大魔獣ディカちゃんが新登場する事でほんわか可愛い成分がパワーアップしましたね。他にも銀河病の特効薬を開発したりとお家復興も順調でした。ディカとのやり取りは夫婦そのもので読んでいて和みました。イラストが変わったのだけが残念ですね。2014/10/01
シュエパイ
5
二つの世界のかけはしになる、新しいお薬づくりの時間。始まりの日から一年が過ぎて、いつの間にか足首の字も消えて。お家も再興の目途が立ちそうで。あぁ、やっと幸せにのんびり暮らしていける下地が整ったのかなぁ2014/11/30
瑠璃
4
良かった良かった!ディカを迎えて親子のような様子が可愛かった!2014/09/30
Ency [L-N]
3
ある日グラシス邸に現れた少女姿の黄金龍ディカ、そして「あの日」から1周年となった日、リノ達の前に新たな大魔獣が現れる…! 4巻でした。リノが重大事に関わる事になり、なんだか一気に完結を迎えてしまうんじゃないかと思うような流れだったんだが、続きある…よね…? まだ決着をつけるべき事とかやるべき事はあるはずだしな…。今巻は無口なロリっ娘(中身は龍だが)のディカさんが加わって、リノ&ベルルのイチャツキ具合に変化が…! ベルルさんの可愛さは天井知らずですわ。そしてリノも肝心な所でビシッと決めるとは成長したなぁ。2014/10/26