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内容説明
▼第1話/一つの石▼第2話/宿▼第3話/蟲たちの家▼第4話/くさり▼第5話/南へ▼第6話/指輪▼第7話/内なる仮面▼第8話/森の唄▼第9話/いろ▼第10話/ロウソク▼第11話/波打ち際の女●あらすじ/海辺の街に暮らす「のり坊」と「おじさん」。物心つく前に両親を亡くした少年と、妻に逃げられて一人で暮らすおじさんは、いつしか大の仲良しに…。そして、毎日のようにおじさんの家に遊びに行く少年の前に、ある日「おばさん」が現れた。やがて、夫婦はまた一つ屋根の下で暮らし始めるが、それでも一向に仲良くなる気配を見せない。そんな中、のり坊とおじさんは、いつものように岬の断崖へ散歩に出かけるが…(第1話『一つの石』)。●本巻の特徴/夫と子供たちから「好きなように全部使っておいで」と20万円を渡された女性が、戸惑いながらも旅に出かける(『宿』)。妻の心の内を知るため、夫は不気味な仮面をかぶって妻をつけ回す。だが、こともあろうに、妻の心は仮面の男に傾いてしまい…?(『内なる仮面』) 楳図怪奇浪漫の原点ともいえる貴重な作品の数々が、ついに文庫版で蘇る! あなたには、この恐怖の世界を覗く勇気がありますか……?
清楚で純真な妻の心の内の真実を知るため、不気味な仮面をつけてつけ回す夫。妻が本心を現したとき…戦慄の11話を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようちゃ
5
短編集シリーズ2冊目読破。漫画といえど、中身も濃くやはり読み応えがある。男女の生き方、異性を見る目などの関係を様々な角度から描いていて、これもまた面白く、小説風であり大人の読み物として良い味を出している。男女が不安のなかで、お互いに愛を確かめ合おうとしたり、束縛したり、愛の在り方を題材にした話が好きならオススメ。印象的なのは「蟲たちの家」。さらにそうくるかという予想外な展開が何度が続くホラー。「宿」、「南へ」などはミステリー要素があって面白い。「指輪」「いろ」は、ユーモアな話でクスリと楽しめた。2014/05/07
フロム
4
水木爺の様な哲学観でアウトプットされるのは藤子A先生の様。SF三部作の様に読者を置いてけぼりにして振り切ってる感じは無く、ひたすら迷いながら試行錯誤してる印象を受ける。後収録されている全ての作品に性行為をしてるのは意外。マクルーハンを読んでる辺り勉強家であったりと楳図かずおの意外な部分を感じ取れる作品。ただ全ての作品は不穏かつ不気味なのは流石楳図印と言った所。これら短編集はSF三部作を読んでから手を出した方が良い様に思う。2022/03/13
Tomoko
0
1960から70年代の短編集。宿、くさり、指輪、いろ、ロウソクが好み。2017/02/05
Y.T
0
☆☆☆☆★2016/11/23
凪-マンガ
0
実家