平凡社新書<br> 科学コミュニケーション

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平凡社新書
科学コミュニケーション

  • 著者名:岸田一隆
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 平凡社(2017/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582855739

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内容説明

科学の専門家と一般の人をつなぐ-そんな試みが、いま世界中で行われている。だが、なぜ科学と向き合う必要があるのだろうか。そもそも、どうして科学はわかりにくいのか。人間と科学を改めて見つめ直すなかで、科学と、科学とともに歩むことの意味を考える。

目次

第1章 科学コミュニケーションとは何か-情報伝達と共感・共有の違い
第2章 物理学が難しい理由-人間の脳と思考の傾向
第3章 アダムとイブの子孫としての私たち-進化による考え方の形成
第4章 合理と神秘の間に揺れてきた歴史-科学という強力な道具
第5章 科学への向き合い方-文と理の分裂の地域差
第6章 第三の方法へ向けて-共感・共有のための可能性
第7章 バベルの塔-人類と科学の責任

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きぅり

4
科学コミュニケーションって、「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでください!」って前田敦子のスピーチに似てるなと思った。科学で解決しなきゃいけない問題は、科学が好きだろうが嫌いだろうが、一人でも多くの頭働かせて考えないと進まんってことなんだと思った。頭の中空っぽにしてたら夢じゃなくて、教祖様の教え詰め込まれちゃうぞ★2015/12/28

JunTHR

3
東日本大震災の直前、約1カ月前の出版。その後に書かれればもっと違った切実な内容になったのではないかと夢想してしまう。知的に、誠実に、書かれているが、どうしても呑気なものに感じてしまっていた。読む前から、こちらの願望や期待を勝手に寄せてしまったからだろう。2017/03/23

hika

3
科学が知識ではなく方法であること。そして共感のコミュニケーションによって市民的な知識として科学を拡げていくこととか。科学史、進化論、言語、脳、文学などの幅広い背景からの議論は説きに拡散しつつも説得力がある。2016/01/18

Phycology

2
良い意味で期待を覆された本。科学の非知性化、研究者を露出すること、インターネットと総合化という新しい能力。このあたりが特に面白かった。2011/03/14

しんこい

1
小学校の理科は好きな科目だったのに物理になった途端ついていけなくなったのはなぜかと思って読みました。論理はあとから人に備わったとか、言語によって蓄積が可能になって循環が基本になっている自然と乖離が始まった、とか中々面白く読めました。2012/01/14

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