内容説明
ローマ大学に留学中の玄須聖人(くろすせいと)は、教授の依頼でヴァチカン秘密記録保管所を訪れ、企画展に向けて幻の資料を探すことに。その頃、ドイツとオーストリアで魔女狩りを彷彿とさせる猟奇殺人が起こる。悪魔信仰者の存在がちらつくなか、疑惑の目は教皇庁にも向けられる。図書館の膨大な蔵書に謎を解く鍵があると調べ始める聖人と神父のマリク。だが、事件の真相は意外なところに……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
36
勝手にもっとさらっとした話かと思ったけど、のっけから結構凄惨な事件が…。まぁまぁ面白かったけど、キャラものっぽい絵柄のわりにあんまりこのキャラが良いっていうのは見つけられなかったのが残念。話のネタも興味をそそられる題材にしてはちょっと説明的というか、のめりこみきれなかったかなぁ。2018/05/20
くんぴー
31
軽いミステリーのような感じ。専門用語が多くて分からない部分もあったが、それ以外は楽しく読めた。ローマ大学に留学中の聖人。聖人はとある教授の依頼から、秘密記録保管所にある幻の資料を探すことに。そんな中、中世ヨーロッパで起きた魔女狩りを彷彿させる、猟奇殺人が起こる。そして被害者には同じ夢を同じ時に見たという、共通点があった。被害者達は何故、同じ夢を見るのか?そして何故殺されなければいけなかったのか?出てくる専門用語を調べながら読むことをおすすめします。2021/06/27
くまこ
31
ヴァチカン図書館というタイトルが気になって購入。主人公聖人のほんわかした感じが、宗教的な題材でも軽く読めました。神父のマリクや新聞記者の斉木が、聖人を介して打ち解けていいコンビになる感じがします。2018/06/16
ダージリン
31
参考文献があるにしろ、さらっとオカルト知識が盛り込まれているのにいつも感嘆します。キャラクターもちょっと頼りなげな主人公と有能な人物が脇を固める感じで素敵です。もちろん続きありますよね!?2017/09/01
はな
30
図書館本。初読み作家さん。ダヴィンチコードのような感じかなと思ったのですが、それよりは軽め。舞台がせっかくのヴァチカンなのになんとなくもったいない。主人公の家系が実は枢機卿まで出している~とかっていうのが必要だったのか。。。全体的に薄味でした。2017/11/19
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