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内容説明
徳川家康は、1542年、愛知県の岡崎城で生まれました。 戦乱の世、3歳で母と生きわかれ、8歳で父・松平広忠とも死別、 19歳まで駿河の今川家の人質として成長します。 長じては、 織田信長、豊臣秀吉からも一目おかれる大名となり、巧みな戦略で勝ち残っていきます。 そして1600年、史上最大の合戦「関ヶ原の戦い」に勝利し 江戸幕府を開きました。 戦国の世を生きぬき、ついには新しい時代をつくったのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイスマン
15
織田信秀や豊臣秀吉は、個人的なカリスマの上に政治があった為、死後はその子孫が権威を継承する事はなかった。 家康はその事を研究していたからこそ、ひたすら幕府という「組織」の強化に苦心し、結果として家康の死後、その子孫は260年間も将軍として権威を継承したのである。2017/12/30
MOTO
8
どうしても比べられがちな信長や秀吉とはタイプが異なり真面目な努力家故、伝記として現代に復活したはいいが、 江戸幕府300年の礎を築いた偉業も教訓めいている気がしてなんだかワクワクしない…と、思っていたが、読後広い視野を持った質素倹約家で勉強熱心な、どこまでも不運に静かに耐えられるこの武将を心から好ましく思った。「弱い者は苦労に負けてしまう。すぐに泣いたり、人を恨んで自分からつまらない人間になってしまう。強い人間は苦労してもじっと辛抱して耐える。どんなに苦しくても勇気を失わなわず自分の教訓にする。」2021/03/30
ゆめの
3
徳川家康について分かりやすく書いてある本。知人が徳川時代の人口がベストなのではと言っていた。徳川幕府の時代は比較的にいい時代だったのでは?韓国時代劇のドラマを観ているといかに中国が強かったかがわかる。その中国が他国によって弱体化するのをみて日本を守る方法を考えた徳川幕府。滅びなかった天皇家、続く元号。なんてね。2025/01/24
せしる
3
新しい装丁と注釈が加わった火の鳥文庫。 子供の頃は読んだことがなかったが、著者が松本清張としり、読む。元が子供むけなので、文体も読みやすい。今見ている、大河ドラマとあわせて、徳川家康の人物像を理解するのに役立った。2017/11/05
cocomatsumoon
2
子供向けに書かれているのでとても読みやすくわかりやすかった。 さすが徳川が長く続いた祖だなぁ、と改めて思った。 好きか嫌いかではなく、じっくり周到に生きた人だなぁと.......私はやっぱり信長公が好きだなw 2022/04/20