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内容説明
1835年、高知の下級武士の家に生まれた坂本龍馬は、青年なって江戸に出ます。そのころの日本は、開国派、攘夷派が争っていました。日本の将来を考える勝海舟の弟子となり、軍事や政治を学びます。やがて 反目し合っていた薩摩藩と長州藩を仲直りさせて、1866年に薩長同盟が成立、翌年、幕府が政治の権力を天皇に返す大政奉還が実現しました。 日本の近代化のきっかけを作った龍馬でしたが、1867年凶刃に倒れます。
目次
はじめに
1 ほのおをはく龍
2 明日の日本のために
3 近代国家を目指して
坂本龍馬の年表
解説 坂本龍馬の人気の秘密 砂田 弘
坂本龍馬をめぐる歴史人物伝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイスマン
15
坂本龍馬は明治維新で大きな役割を果たしたが、自分の利益を全く考えない人でもあった。海援隊では隊長であるのにも関わらず仲間と同じ給料しか受け取らなかったし、新政府の閣僚名簿を作成した時も、大政奉還の立役者であったのにも関わらず名簿に自分の名前を載せなかった。•••との部分が特に印象に残った。少なくとも今日私たちが安心して生活できるのは多くの先人の信念があったからだと改めて感じた。2017/12/23
アイスマン
12
幕末に欧米の国々から開国を迫られ、坂本龍馬は「国内を統一してから開国しなければ日本は外国の植民地になってしまう」と考え、国内での戦争を避けながら新しい日本を作る為、「薩長連合」や「大政奉還」を導いた。 トコトン日本の将来を考え続けた坂本龍馬先生ありがとうございます。2018/01/02
珠李
10
坂本龍馬は好きやけど、興味が無くて具体的に何をした人かは知らなかったので、知れて良かった。2020/01/24
ayano
0
子供向けにコンパクトにまとまっているものの、やはり幕末は登場人物が多くて混乱する。詳しくない自分はまずはこのくらいのレベルからでも良いのかも。それにしても、新しい本だと思って手に取ったら随分前の本を装丁を変えて出版したものだそう。中の文章も新しい資料にもとづいたところを改訂してあるとのことで。昔に書かれたものであってもこうして再版されるのは手に取りやすいと思った。2018/04/18