内容説明
過去にアインズに窮地を救われたエンリと薬師のンフィーレア。ゴブリンを護衛とするカルネ村で、二人はひたむきに生きていた。しかし森の賢王”が去り、森の均衡が崩れたことで、新たな脅威が迫りつつあった。――「エンリの激動かつ慌ただしい日々」。
一般メイドから守護者まで、絶対忠誠を誓うシモベたちを統率するアインズ。彼はある誘いをマーレら一部の守護者に持ちかける。ナザリック支配者の悩ましい日々が明らかに――「ナザリックの一日」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花揶〓書店員
42
本筋から逸れた閑話ながら、先々を見通した次に繋がる布石がちらほら見える。尚且つ二人の恋愛模様とカルネ村に加入したゴブリンと共に和気藹々とした雰囲気が微笑ましく、悍ましい悪が跋扈していた前巻とはまるで正反対で妙にほっとする。戦闘メイドの一人、ルプスレギナの愚鈍で外道な精神構造も露見してアインズの怒りは最もだが、あの駄犬具合が一長一短であるとも言える。ナザリック地下大墳墓での日常生活も見所満載で、女性陣の掛け合いと男性陣の入浴風景に益々連帯感を意識する。この対照的な明暗が良い。映像化したらよく映える事だろう。2016/04/03
ナオフミ
35
祝累計700冊読破。この作品を読むたびにアニメでは再現されなかったキャラ同士の残忍さというのが小説からは滲み出てきて、想像よりも冷たく判断してあるなと感じました。また、話のスケールの大きさと文章一つ一つに伏線が張られているのではないかと思うほどの構成力に感動しています。オーバーロードは他の作品にないほど多数のキャラクターの思考が交わり化学反応を起こすのがとても面白いと思います。2023/12/18
アウル
34
前半はアインズに救われたエンリ、ンフィーレアの住むカルネ村での出来事が書かれており後半はナザリック内の日常、カルネ村の真相、お風呂回の話。全体的にコメディタッチな感じがしたな。ネムの純粋無垢な様子に機嫌が良くなるアインズ、支配者の振る舞いを練習するアインズ、風呂で寛ぐアインズ等可愛らしい一面が満載でした。そして安定の暴走するアルベドw毎回笑わせてもらえますわ。入浴シーンのイラスト誰得w次巻も楽しみ。2015/01/07
ランタン
33
7巻のアインズ様からすごい変わっててびっくりした。 温泉面白い。2016/07/17
をよよ
32
巻末のキャラ紹介、エンリの職業レベルを見て感慨深いような気持ちになりました。RPG上での数値には色々と想像をかきたてられるものがありますが、その想像の部分をつぶさに追うことができるのがノベライズやTRPGのいいところ…!(>▽<) エンリパートは、彼女がコマンダー&ジェネラルのクラスを取得するまでの話として読んでいました。 ナザリックの日常わちゃわちゃも好きです。押しが強すぎるアルベドと、アインズ様の反応が特に面白かったです。2017/04/03
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