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内容説明
週刊ビッグコミックスピリッツ誌上にて1986年から連載された、ホラーの巨匠の名をほしいままにする、楳図かずおが満を持して描く、ホラーコミックの決定版!悪夢、不条理、スプラッター、人間のすべての恐怖の本質を抉り取り、すくい上げたエッセンスが凝縮され、提示される。連作短編の体裁をとった本作は、全4巻だった文庫版に対し、UMEZZ PERFECTION!では全2巻とし、戦慄の内容を息つく暇も無く一気に読み進めることができるジェットコースター・ショッキング・ホラーとしてリリースする。
第1集では、錆びたハサミ、消えた消しゴム、女王蜘蛛の舌、の3編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
9
80年代中期の連作短編集。ゲロ面白い。ほとんど因果なく襲い掛かる悪夢の具現化。人の死を描くときの、人間性を無視したグロテスク。内側から突き刺さるハサミは、自らの欲望に食い殺される不安の表出?描く欲望そのものとの対峙が、紙に巻き散っているかのような印象を覚える。リアクションの定型化のすばらしさはどこに由来するのだろう。2022/11/27
ぐうぐう
7
ついに『楳図パーフェクション!』に登場した『神の左手悪魔の右手』。この作品は、楳図かずおがこれまで培った恐怖漫画の技法を余すところなくぶち込み、アクセル全開で極限にまでハンドルを切った究極のホラーとしてある。スプラッターあり、異形あり、悪夢あり、恨みあり、蟲あり、無垢なる悪意あり、それらが怖がらせるという一点において、ここには存在している。その潔さが快感すらもたらせる。まさしく、恐怖漫画の極北として、『神の左手悪魔の右手』は読む者の背を凍り付かせる。2011/03/04
うめうめ
2
何回読んだか分からない凄まじい楳図先生の傑作ホラー漫画!オープニングから圧倒される! 1巻はやはり「錆びたハサミ」がすごいです! 装丁も凝っていて祖父江さん流石の仕事です! 本の持ったときの手触りの不快感がたまらん! 2011/03/20
マンガブック
2
例によって装丁が懲りすぎで、読みにくい。内容はもちろん最高です。2011/03/19
緑虫@漫画
2
もっと子供のときに読んどけば良かったなあ…。全ての子供はこれ読んでトラウマを作るべき。あとドライブ感が半端ない。2011/03/03