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内容説明
「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が、西岸良平のもうひとつのライフワークを実写映画化。
2017年12月9日公開「DESTINY 鎌倉ものがたり」のストーリーに取り上げられた19の傑作エピソードをコミックス2冊に収録。
あっと驚く謎解き、目を見張る幻想、心を揺さぶる感動、そして無類のユーモア。
古都・鎌倉を舞台に、推理作家の一色正和と妻の亜紀子が繰り広げるミステリー&ファンタジー!!
※収録話 14巻第157話/18巻第188話/26巻第270話/28巻第291話/29巻第304話/30巻第312話/31巻第319話/32巻第329話/32巻第335話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
63
西岸さんの絵柄と鎌倉ものがたりの世界観の為せる業で、殺人事件すらほのぼのとした空気が漂うところが凄い。殺伐とした背景もギスギスしない。これはきっと西岸さんさんの人柄や、エピソード・キャラを包む優しさで、辛い事件も結果ふんわりしちゃう無敵の温かさになるのかな。優しさの天才だ!!!と、なんだかもう感激してしまう温かさ。映画から鎌倉の世界のファンになり、遅ればせながらも原作へと今辿り着けて本当に幸せな気持ちでいっぱい。2018/03/16
あん
61
ホンワカとした独特のタッチで描かれているので、ストーリーや魑魅魍魎たちが怖くても気にならず、レトロな雰囲気に浸りながら読めました。鎌倉は本当にこんな街なのかな?と本気で考えてしまうくらいヤラれました。映画も観てよかったです♡2018/01/06
Miyoshi Hirotaka
29
愛する人とはいつか出会う。それは幾世も前からの運命で、お互いに赤い糸を手繰り寄せればそうなる。現世での幸せな時間には限りがあり、死は誰にでも訪れるが、他人の体を借りたり、魔物に転生したりして、死んでからも愛する人の側にいることができる。落とし物のありかを教えてくれたり、臨時収入をもたらしてくれたり、思い出を共有できたりするのもそのおかげ。死んでからの方が、より人間らしい場合もある。但し、自ら死を選ぶとその場所に縛り付けられ、再会の機会がなくなる。わが国の死生観は実に多様で自由。それが豊かな文化の源泉。2018/02/25
ゆずぽん
20
映画の原作エピソード集。上下巻で19のお話が収められています。ホンワカとした中に殺人なんかのスパイスが効いていて面白かった。映画を見て原作を読みたくなったわけですが、19話のお話になった原作もとても良かった。それにしても、このお話よく一つにまとめあげたなぁと感心しました。ってこれ映画の感想じゃん(笑)2017/12/20
緋莢
17
こちらに収録されている話も一度は読んでいるはずですが、忘れているもの多数(特に後半)。「単コロの走る夜」なんて、アリバイを成立させていたものが完全に反則なんですが こまけぇこたぁいいんだよ!!(AA略 一色先生の出番が少ないエピソードもあり、「夜の市」はセリフが少しあるだけマシ、登場ひとコマで、しかも後ろ姿だけという「魔界ヘルパー」、「魔界転生」、全くない「張り込み」なんて話も。まあ、面白いからいいんですが。『鎌倉ものがたり』も 再読して、感想登録しようかなぁ…2022/03/13