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出版社内容情報
“戦国”を始めたのは誰か!?
将軍・義材が近江攻めで京を不在にするなか、
新政権への不満が募る、細川政元。
伊勢貞宗と共に、清晃を将軍にする可能性を探るが
中々、光明は見えない。
そんな中、伊豆の所領を取り戻したい新九郎は、
覚悟を決め、一族の頭領・貞宗に、とある約束を迫るーーー!
己の、家の、一族の……
それぞれの事情と欲望で動かざるを得ない時代を生きる室町後期の人々。
戦乱の世を始めたのは誰か。
歴史の局面はもうすぐそこーーーー
【編集担当からのおすすめ情報】
本格室町大河、節目の第20集!
新九郎の運命を変える足利茶々丸討伐の日。
(第1集1話参照)
そこに至る、新九郎の苦悩、葛藤、覚悟に
ページをめくるスピードが、巻を重ねる度はやまっている気がします。
いよいよ近づくD-DAY。
それは新九郎の人生はもちろん、歴史の転換点でもある。
最終章はもう始まっています!
ぜひリアルタイムでその日まで一緒に
伊勢新九郎の人生を追体験してください!!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
83
伊豆のこと、腹を決めた新九郎。そして年号が明応に変わる。近江に続いて河内への親征が決まるが、参加する有力家の配下には、織田、別所、浦上などが存在感を示していて、時代の流れはもう転がり始めているのかなと。赤松には洞松院が嫁ぐが、政元をビビらすほどの彼女の慧眼ぶりに感服。細川家の内部も既にきな臭い。ここに来て新たな面々が続々登場して今後の展開の混迷が見えるかのよう。そんな中、貞職の献身さが印象深い。彼の息子を将来仕える千代丸にさらりと会わせる著者の演出が心憎い。今回あまり目立たなかった新九郎、次回はどうなる。2025/07/13
mahiro
22
明応の政変が始まり、大名たちによる将軍の首のすげ替え…伊豆攻略のプランを固める新九郎…どんどん1巻巻頭シーンに近づいてくる。新九郎も伊都も大御台富子も登場する度その顔に時間の経過が刻まれている。みんな年取ったなあ、おっさんになった弥二郎この頃登場多いな。2025/07/15
Book Lover Mr.Garakuta
17
【おきな書房】【熟読玩味】:純粋に楽しめました。面白い歴史漫画だけど。どこからどこまでが史実なのかは分からんが。この時代の歴史には明るくないので、勉強できることしきりでした。2025/07/14
Toska
15
主人公が関わったわけでもない明応の政変をここまでみっちりと描くとは。それなのに全く展開がダレないのは、新九郎サイドの動きにしっかりリンクさせているのと、政変に参加した群像を魅力的に描けているからなのだろう。政治劇として満点の出来。足利義材は、この作品を通じて最も知名度と人気を上げた人物の一人と思う。2025/07/16
軍縮地球市民shinshin
14
延徳4年(1492)、近江守護六角高頼を討つために近江遠征中の将軍足利義材のもとには訴訟案件が届いておらず、側近の葉室光忠が選別をして将軍に取り次いでいた。伊勢新九郎も伊豆の所領の一件がいつまで経っても将軍の裁定を得ることが出来ず、不満が募っていた。疫病が流行り、延徳は明応と改元される。六角は将軍親征のおかげで風前の灯火。義材は京都に凱旋する。しかし時を置かずに義材は河内で畠山基家を討伐するという。管領細川政元は将軍の河内遠征には参陣せず、京に止まり、大御台日野富子を味方に引き入れ清晃を還俗させて11代2025/07/13