内容説明
なぜ日本人は昔から温泉が好きなのか?―近年、予防医学の立場から、病気にならないために体温を上げろと指摘する声が高まっている。では、塩素づけの水道水を沸かした家庭の風呂やシャワーで事は足りるのか。それよりも、還元力のある“生きたお湯”につかったほうが安全。体も温まりやすく冷めにくい。日本人にとって温泉は、くつろぎの場であるとともに、免疫力を高めるもっとも身近な健康管理の場だったのだ。病院に行かなくてもいい健康な心身はホンモノの温泉で十分。その活用術を温泉教授が伝授。
目次
医者の温泉好き―単なる「気分転換」ではない
温泉が“いい”理由―重要なのは「温熱効果」
免疫力を高める―発熱は自然治癒力の証
シャワー文化の罪―肩までつかって解毒する
日本人の低体温化―平熱35℃は「生命力の低下」
湯治の本質とは―温泉地で散歩をする理由
入浴と免疫力―白血球数・働きを適正に
温泉の入り方(1)―風呂上がり直後にビールは×
温泉の入り方(2)―長湯せず何度もつかる
温泉の入り方(3)―入浴後すぐに寝てはいけない〔ほか〕
著者等紹介
松田忠徳[マツダタダノリ]
1949年北海道洞爺湖温泉生まれ。札幌国際大学観光学部教授(温泉学)、崇城大学客員教授、旅行作家、モンゴル研究家。東京外国語大学大学院修士課程修了。文学博士。「温泉教授」の異名で知られる温泉学の第一人者。現在までに踏査した温泉は4,600湯を超え、全国の温泉地活性化を指導。現在、モンゴル国立健康科学大学(旧医科大学)大学院博士課程(温泉医学)で、温泉による健康保養地医学、予防医学の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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