新潮新書<br> 軍事のリアル(新潮新書)

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軍事のリアル(新潮新書)

  • 著者名:冨澤暉【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 新潮社(2017/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107429

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内容説明

現代の軍隊は「戦争の道具」ではなく、世界の繁栄と平和を守るための基盤である。一国平和主義によって世界の現実に目を閉ざした日本は、その「常識」を共有できない。今こそ自衛隊を正しく「軍隊」と位置づけ、過剰な期待も過剰なアレルギーも排し、何ができるのかを冷静に見極めよ──。陸上自衛隊トップの幕僚長を務めた著者が、自衛隊の現場の視点から語った超リアルな軍事論。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsuyoshi

56
図書館本。自衛隊出身の著者による自衛隊の意義や活動のあり方に対する分析、提言にはじまり、国際社会の一員としての軍事的に見た日本のあり方、北朝鮮をはじめとする最近の世界情勢など噛み砕いた形で綴られており読みやすかった。特に核武装に否定的な日本において、早急な核シェルターの必要性を訴えた部分には納得できた。2017/12/08

犬養三千代

8
富澤暉、元幕僚長はとても頭の良いその切れ味鋭い人だなと思った。集団的自衛権と集団安全保障の違いの解説などは良く理解できた。第二次世界大戦の敗因について時々言及されているがそれだけで一冊書いて欲しいなと思う。F機関という藤原岩市さんの著作も読みたい。 スイスが360年もウエストファリア条約で独立してからもずっと徴兵制維持している理由も凄いなと。世界の流れは徴兵制の廃止なのに、国は自ら守るという意識がスイス国民にはあるのだと。2019/03/18

ロッキーのパパ

7
評価は★★★(満点は★★★★★) 文章は退役軍人の茶飲み話的な雰囲気があった。でも、内容は元幹部自衛官ならではの「リアル」さがある。主張に同意できない点もあるけど、参考になった。2018/01/04

asajee

6
安全保障の基本を、自分を含め国民の多くが知らない、ということを認識。そこから新しい理解が広がる。道は険しい。2019/09/24

Yasuhisa Ogura

5
元陸上自衛隊の幕僚長であった著者が、現職を離れた立場から最近の安保法制、自衛隊、兵器などについて語ったもの。~のリアルというタイトル通り、いわゆる保守派の主張とは、若干異なった見解や視点を提供している。例えば、日本のミサイル防衛の装備では、アメリカを攻撃する北朝鮮のICBMを迎撃できないなど。解釈の当否はともかく、国際法の観点から最近の自衛隊の活動を説明しようと試みている点は、この問題を論じるうえでのスタートラインとして大いに役立つと思う。2018/03/11

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