新潮新書<br> 軍事のリアル(新潮新書)

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新潮新書
軍事のリアル(新潮新書)

  • 著者名:冨澤暉【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 特価 ¥585(本体¥532)
  • 新潮社(2017/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107429

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内容説明

現代の軍隊は「戦争の道具」ではなく、世界の繁栄と平和を守るための基盤である。一国平和主義によって世界の現実に目を閉ざした日本は、その「常識」を共有できない。今こそ自衛隊を正しく「軍隊」と位置づけ、過剰な期待も過剰なアレルギーも排し、何ができるのかを冷静に見極めよ──。陸上自衛隊トップの幕僚長を務めた著者が、自衛隊の現場の視点から語った超リアルな軍事論。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsuyoshi

56
図書館本。自衛隊出身の著者による自衛隊の意義や活動のあり方に対する分析、提言にはじまり、国際社会の一員としての軍事的に見た日本のあり方、北朝鮮をはじめとする最近の世界情勢など噛み砕いた形で綴られており読みやすかった。特に核武装に否定的な日本において、早急な核シェルターの必要性を訴えた部分には納得できた。2017/12/08

はるわか

21
知られていない「集団的自衛権」と「集団安全保障」の差異。マスコミも政治家も官僚も「手段的自衛権」だけ議論して「集団安全保障」を語らなくなった。憲法9条1項は不戦条約(1928年不戦条約)の焼き直し。いかなる国も武力行使を認められるのは集団安全保障と自衛(個別的・集団的)の場に限られる。国連の一員としての武力行使は「世界平和の維持」が目的であり加盟国の義務遂行のためのものであるため憲法9条が放棄した武力行使とは無関係。日本は何の留保もなく国連に加盟した以上この義務を負っている。2017/12/27

犬養三千代

8
富澤暉、元幕僚長はとても頭の良いその切れ味鋭い人だなと思った。集団的自衛権と集団安全保障の違いの解説などは良く理解できた。第二次世界大戦の敗因について時々言及されているがそれだけで一冊書いて欲しいなと思う。F機関という藤原岩市さんの著作も読みたい。 スイスが360年もウエストファリア条約で独立してからもずっと徴兵制維持している理由も凄いなと。世界の流れは徴兵制の廃止なのに、国は自ら守るという意識がスイス国民にはあるのだと。2019/03/18

ロッキーのパパ

7
評価は★★★(満点は★★★★★) 文章は退役軍人の茶飲み話的な雰囲気があった。でも、内容は元幹部自衛官ならではの「リアル」さがある。主張に同意できない点もあるけど、参考になった。2018/01/04

asajee

6
安全保障の基本を、自分を含め国民の多くが知らない、ということを認識。そこから新しい理解が広がる。道は険しい。2019/09/24

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