内容説明
「双対性」を見つけて回路をうまく表現するにはどうすればよいだろうか? 数学で学んだラプラス変換法はどのように使うのだろうか?
このような,初めて電気回路を学ぶ方に役立つポイントをおさえ,懇切丁寧な説明と図解により,基礎から一歩ずつ確実な理解を目指します.
また,数多く用意された例題・演習問題(詳細解答付き)を解くことで,考え方が身につきます.
発行以来,高評価をいただいてきたテキストを,さらに学びやすいように改訂しました.講義用だけでなく独習用にも,おすすめの一冊です.
本書では,2端子対回路や過渡現象,伝送線路など,応用的な内容を扱っています.基礎範囲を学ぶ前巻とあわせてご活用ください.
目次
1章 電気回路における双対性
2章 2端子対回路の行列表現
3章 2端子対回路の行列変換
4章 2端子対回路の接続
5章 フーリエ級数
6章 ひずみ波交流の諸量
7章 基本回路の過渡現象
8章 複エネルギー回路の過渡現象
9章 交流回路の過渡現象
10章 ラプラス変換
11章 ラプラス変換による解析
12章 分布定数回路
13章 いろいろな伝送線路
14章 伝送線路における反射