内容説明
寛永元年、南蛮貿易の港町・平戸ではキリシタン弾圧が行われていた。南蛮人明人の追放がはじまり、斬首があいついだ。街では吸血の妖怪が徘徊するとの噂がとんでいた。そしてそのころ、明の商人・鄭芝竜と日本人妻の間に、南海の覇者となるべく定めをうけた快男児・鄭成功が誕生する。男の夢と女の想いをのせて、アジアの英雄が織りなす壮大な物語がいま始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OKKO (o▽n)v 終活中
6
明末清初の英雄・鄭成功の生涯をアラマタが描く ◆上巻は平戸篇。親父・鄭芝竜のすでに黒い青年期から、成功の平戸での幼年期、南京大学での同志との出会い、そしてマツの福建上陸まで ◆怨霊も登場するあたりアラマタらしいなぁ ◆なんぼ博覧強記のアラマタ作品とはいえあくまでも小説、それも少々活劇っぽい小説よ、と割り切って読むべきではあるが、(己の読解力不足が原因とはいえ)論文や研究書からはいまいち浮かび上がってきにくいダイナミズムがむちゃくちゃ嬉しい ◆すげー面白いのに忙しくて半年もかかってる(笑) 下巻は飛ばす!2018/06/21
BIN
5
鄭成功ものになりますが、上巻の前半は父である鄭芝竜で、後半から徐々に鄭成功が現れます。平戸での話が大半で日本人が大勢登場しますので、中国物とは思えない。前半は斜め読みするくらいにつまらないものでしたが、後半から鄭成功が出てくると多少盛り上がってきた。ただ後半になっても日本人オシが強く、下巻もこの調子だとちょっとつらいところです。2022/09/30
Junk_Rocky
1
スゲー読みにくいゾ! でも我慢して読み続けると、だんだんと面白くなってきた? 壮大なドラマだなぁ。 下巻はどうだ?2018/07/20
小林ミノリ
0
寛永元年、南蛮貿易の窓口たる平戸にて誕生した南海の覇王、鄭成功(テイセイコウ)の生い立ちとその軌跡、歴史の傍流に隠れた知られざる物語。
-
- 電子書籍
- 新聖書物語 第二巻 天地崩壊
-
- 電子書籍
- 最良の嘘の最後のひと言 創元推理文庫
-
- 電子書籍
- イラン核合意のリスク(ニューズウィーク…
-
- 電子書籍
- 帰ってきたサチコさん flowers …
-
- 電子書籍
- CAPTAINアリス(5)