内容説明
「平均的な底上げ」を得意とし、「年相応の学び」を提供してきた日本の学校教育。学歴社会が終わり、人生の目的や働き方の価値観が多様化するなか、旧来の教育システムに柔軟かつ個性のある人材は育てられるのか。 本当の知性とは何か、才能を伸ばす学びとは何か。 2020年の教育指導要領改訂や不登校の現状も踏まえ、多様な学びのかたちを提案する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taka
47
最近は中学生の活躍が目立ちますね! 天才というより、日本には個性をより伸ばすための教育システムが必要なのだろうと感じました。2018/03/12
けんとまん1007
30
いろんな考え方、プロセスがあっていいと言うこと。確かに、日本のこれまでの教育は、基礎学力+型にはめる=知識という流れできたのだと思う。もちろん、それはそれで大切だと思うし、否定もしない。ただ、それだけでは、収まらない環境になってきたということがある。そのためには、より、柔軟な発想が必要。日本人は、あるものが流行ると、それだけに走ってしまうことが多い。そこで、1歩ひいて考えることが、最も重要だ。2018/09/04
りょうみや
15
「天才」を育てる教育とは、全ての人たちの持つ個性を上手に伸ばす教育ということで、今の日本の一斉教育を批判してオランダのような多様性のある教育を目指したいような旨の著者の教育哲学を語っている。個人的には分かりやすいようで実は分かりにくい内容だっった。2018/04/12
maimai
9
天才…自分の好きなことを追求して文明に多大な影響を与える人物。学校教育の中では教師の模範となる人物が評価されますが、実社会では自分の能力を用いて利益を生み出す人間が評価されます。経済的な行き詰まりをみせている日本社会においては教育方針を見直し子供の個性を追求する方式が見直されますが、自分が何が好きなのかを子供達自身が考える必要があります。単一的なレールをなぞれば明るい未来があるとされた時代は終わり、インターネットの普及により国際化が増す中で、自分の好きを追求して付加価値をあげる人に明るい未来があるのかな2020/09/09
ちい
9
タイトルに惹かれた。とても平易で読みやすい文章だった。2016年に策定された教育機会確保法が著者の大きなテーマでありキーワードであった。 本来学びは私的で自立していて、多様であった。今の学校制度は全員を担保しようとするあまり、画一的で窮屈である。2019/04/15
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