レジーナブックス 王妃様は逃亡中

著者名：遊森謡子【著】/仁藤あかね【イラスト】

アルファポリス（2017/11発売）

• ISBN：9784434175831

内容説明

「王妃様。心おきなく、元の世界にお帰り下さい」召喚された異世界で、国王陛下と結婚した静子ことシーゼ。可愛い赤ちゃんも生まれ、幸せいっぱい……だったはずが、お城の祭司長から突然、強制送還宣告!?　じょおっだんじゃない！　帰るなんてまっぴらごめん！　迫る悪の手を逃れ、姿を変え、馬に乗り、舟まで漕いで大脱走！　シーゼは無事夫と子どものもとに戻り、王妃の座に返り咲けるのか!?　騎士と小姓、国王陛下も巻き込んだ、はっちゃけ王妃の逃亡劇！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[秋製]

第１２３代ハーヴェステス国王であるフェザリオン。この国は昔からのしきたりで、ある代ごとに異世界から妃を「召喚」していた。妃として召喚されたシーゼは日本から来た静子という女性。ある日シーゼは自分を召喚した祭司長、グレッドから呼び出され聖堂に赴いた。そこには「期間の魔方陣が既に敷かれており、遠回しの言葉で元の世界へと強制送還されかける。シーゼは生い立ちゆえに逃走術に長けており、その強引な帰還を自力で撥ね退け逃走を図る。凄い前向きでバイタリティー溢れる女性のシーゼ。

2013/06/16

[絳楸蘭]

追われる中で異世界トリップしたから、すんなりその場に収まったのはわかるけど、あっさりし過ぎて物足りない。もう少し葛藤があればよかったな…。面白かったけどね♪

2013/09/06

[雫めろん]

話もテンポよくて、王妃様のキャラもサバサバしてて嫌味のないキャラで嫌いではないんだけど、陛下とのやりとりが時々生々しくて若干引く。主人公が異世界トリップして、こんなにウェルカムな話ってあまりないせいか、そこにも戸惑う。色々あって子供を授かって覚悟を決めて、というわかりやすい展開をすっとばしてるからか、あまり主人公に共感できないんだと思う。

2014/11/24

[妃后]

挿し木で増えちゃう聖樹。日本でいう電柱？無線電話？みたいな役割かな？逃亡癖のある王妃様の話、面白かったです。

2015/08/22

[mame_maki]

★★★・・・テンポが良くサクサクっと読めました。シーゼのあっけらかんとした性格、彼女のまわりの人々、優しい国王。逃亡、誘拐、帰還、皆に配慮された解決。好きな終わり方。

2014/09/06